新型コロナ肺炎治療で退院したのに再陽性、再発症して死亡した例が確認された。
読売新聞オンラインの記事から
新型肺炎で入院治療、退院後に死亡し波紋広がる
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200305-OYT1T50269/
記事によればこの患者は武漢の方で、
2月3日に発症し検査で陽性反応が出た。
2月12日に入院し20、23日の2回検査で陰性。
熱も下がったため26日に退院。
隔離施設に滞在中の3月2日に容態が悪化し死亡。
ブログでも広東省では退院患者の14%が陽性になると伝えましたが、
退院患者の14%が再陽性。こんな理由があったんだ。再感染ではなく検査確度の問題か?
ブログ中に紹介した北京協和医学院の曹医師の見解では、
「再陽性となった患者は、再感染したのではなく、
検査確度が低いために退院時に擬陰性になったか、
体内に残っていた死んだウイルスで陽性判定を受けた。」
読売新聞の記事ではこの患者が再陽性になった
理由までは記載がありませんでしたので、
財新網は有料のため記事が閲覧できませんでしたが、
解説記事を見つけました。
复阳疑云:新冠患者出院后死亡事件始末
記事の中ほどに再陽性の理由が書かれていました。
この患者は20,23日に検査で陰性になっていましたが、
CT画像に肺炎の影が見えることを指摘し
退院が早すぎたと主張しています。
中国の診療指針では退院の要件として
1. 3日以上体温が正常である。
2.呼吸器症状が明確に改善された。
3.肺の映像で急性滲出性病変が明確に改善された。
4.呼吸器道の標本による核酸検査が2回連続で陰性であった。
(サンプリング間隔は最低1日)
があるのですが、
この中で3のCT画像はあまり重視されていないとのべてます。
退院後に再陽性になるのは、
退院の用件が守られていないのが大きな原因では無いでしょうか。
その対策というわけではありませんが、
退院後の14日間の隔離に加えて14日の自宅待機が加わりました。
テレ朝newsの記事から
武漢市”再び陽性”相次ぎ、退院後28日間隔離の処置
14日間の自宅待機が追加されたわけですが、
日本でも自宅待機中に出歩いた感染者が非難を浴びてますから、
中国で守られるんだろうかと心配になりますね。
中国だと周囲の人間が強制的に閉じ込めるので大丈夫なんでしょうか?
我々一般市民はしっかり確実に感染防止に努めましょう。
まずは感染防止対策を徹底しましょうね。
手洗い
うがい
ゴーグル着用
マスク着用
不要不急の外出を避ける
人混みには行かない
よく寝てよく食べて免疫力を高める
マスク不足が深刻ですが、
頻繁に手洗いをして、
10-15分ごとに水を一口飲むのも良いそうです。
パニックにならずに、冷静に対応しましょう。
正しいマスクの付け方、手洗いの仕方、うがいの仕方は
過去記事にありますから参考にしてください。