毎日新たに見つかる新型コロナ感染者。
あまり報道されない治癒患者数だが、
退院後に再発症した事例が韓国で大量に確認された。
再び疑いのある症状を発症した人が316人いるとのこと。
これまでにも完治判定を受けて退院した後に、
再び感染確認された人がおり、
大邱25人、慶北19人とのことです。
中国では2月に同様のことが起きていて、
ブログでも紹介しています。
中国の記事には医師による分析が載っていました。
再感染した可能性はとても低く、
治癒した後には患者の体内には抗体ができるので、
短期間に再感染する可能性はない、とのことでした。
では、なぜ再発症したと分析しているのでしょうか?
ブログで紹介した中国の曹医師は、
再感染したのではなく、
PCR検査の確度が低いために退院時に擬陰性になったか、
体内に残っていた死んだウイルスで陽性判定を受けた。
2つの可能性があるとしながら、
退院まえに行われたCT画像が軽視されたのが原因としています。
中国の治療ガイドラインでは退院の条件として、
1. 3日以上体温が正常である。
2. 呼吸器症状が明確に改善された。
3. 肺のCT画像で急性滲出性病変が明確に改善された。
4. 呼吸器道の標本によるPCR検査が2回連続で陰性であった。
(サンプリング間隔は最低1日)
以上の4つを満たすことが定められています。
しかし、CT画像は軽視され、影があるのに見逃されていたのだと結論づけています。
要するに、入院治療で感染症症状が大幅に改善し、
症状のない状態にまで回復したが、肺にはウイルスが残っていた。
退院後に残留ウイルスが増殖して症状が出た
ということなんですね。
韓国の再発症の事例はこれから原因分析が行われると思いますが、
完治したのではなく、症状はなくなってもウイルスは残っていたんでしょうね。
日本ではどうなんでしょうか?
治療実績は中国の方が先を行っているし、
治療事例もかなり多いので、
中国の治療ガイダンスは参考にしていることと思います。
そういえば3月くらいからは、
CT画像のことが日本の記事に載るようになりましたので、
CT画像も使われているんでしょうね。
新型コロナウイルスは感染しやすく、発症すると治り難い
ということが言えそうです。
武漢の都市封鎖が解除されましたが、
新型コロナ感染症が完治したわけではありません。
武漢市内の一部の住宅地では再度封鎖されたところもあるようです。
緊急事態だからこそ感染防止はしっかりと。
手洗い
うがい
ゴーグル着用
マスク着用
不要不急の外出を避ける
人混みには行かない
よく寝てよく食べて免疫力を高める
マスク不足が深刻ですが、
頻繁に手洗いをして、
10-15分ごとに水を一口飲むのも良いそうです。
マスクが常に手に入る地区が日本にもあるようですが、
不衛生な規格外品も多いそうなので気をつけてください。
予防対策も大事だけど経済対策もよろしくです。
昨年の消費税増税で谷底に突き落とされ、
今年の新型コロナで山体崩壊起こした土砂崩れに埋まってます。
早く救助してくれないと蘇生できなくなります。
パニックにならずに、冷静に対応しましょう。