新型コロナ対策で経済活動が停滞し、
繁華街や飲食店が自粛すると、
農家は出荷先を失い、
農産物は畑の肥やしに、、、、
緊急事態宣言が全国に広がり、
多くの飲食店が営業自粛に入ります。
飲食店の経営が苦しくなることに目が行きがちですが、
飲食店向けに出荷予定だった農産物も相次いでキャンセルされ、
キャンセルされた農産物を地元で消費しようとしても、
田舎の需要は限られているので、
多くの農作物は畑で育ち過ぎて商品価値が無くなり、
廃棄されるものも少なくありません。
新型コロナ対策では先行する中国でも同じ問題が出ていました。
中国はどんな取り組みを試みたのでしょうか?
RFAにそんな記事が掲載されました。
疫情致农产品滞销 中国农民面临生存困境(中国語)
拙訳
<日本語訳> [RFA]新型コロナの流行は農産品の販売を滞らせた 中国農民は生存の危機に直面
中国では都市封鎖が行われましたので、
日本以上に外出規制が厳しく、
農産物の物流も滞り、
「物があっても売り場が無い、売り場があっても運べず」
と言う状態に陥りました。
中国で行われた解決策は、
eコマースによって販売するということでした。
中国は日本以上にネットショッピングが盛んなので、
広い国土でも生産者と消費者をネットで結びつけることはできると思います。
でも、これが解決の決め手なのかと言うと疑問です。
困っている農家を助ける方法はないものでしょうか?
食べる量を増やすと言うのは無理があるし、
廃棄するくらいなら保存食に加工できればいいのですが。
そういえば、穀物の輸出を禁止した国があるそうです。
バッタ被害〈蝗害〉による食糧不足も報じられる中、
保存食の備蓄も各家庭で考えた方がいいのかもしれません。
まだニュースでは目にしていないのですが、
中国は食料不足に備えて備蓄を増やしているようです。
北海道に広い土地を取得しているのも、
そこで食品を加工して中国に輸出するためとの噂もあります。
アフリカ豚熱で豚肉が不足したり、
鳥インフルエンザで大量の鳥を殺処分したり、
中国が食糧不足を心配するのはわかりますが、
日本も食料自給率の低い輸入国です。
何らかの手を打っておかないと、
中国人の爆買いでマスクが無くなったのと同じことが、
食品でも起きますよ。