黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

香港はどうなる? 香港に国家安全法導入 中国の言い分は?

北京で始まった今年の全人代

 

最大の焦点は香港への国家安全法導入。

 

アメリカは警告を発するが

 

中国の反論は?

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「香港への国家安全法を導入する」

 

日本のメディアではあまり注目されていないのですが、

 

欧米では大騒ぎしている事件です。

  

あなた今、国家安全法ってなんだ?と思ったでしょ。

 

現行の中国国家安全法は、201571日に改正され、(制定は1993年)

 

7章84条からなり、中国の体制を守るために、

 

中国人民がすべきことを定めている法律です。

(参考:百度百科)

 

様々な脅威に対して、人民がどう行動するか制定しているのですが、

 

脅威には「言論の自由がもたらす脅威」もあったり、

 

表現は曖昧で、どうにでも解釈できる内容になっています。

 

その時の政権が好きなように解釈して執行できるように、

 

わざと曖昧にしているのかなと邪推します。

 

 

香港に国家安全法を導入するというのは、

 

香港の言論の自由や集会の自由などを抑制することも可能になり、

 

一刻二制度を崩壊させるものだと、

 

欧米の英字メディアは騒いでいるわけです。

 

トランプ大統領は、非常に強烈な対応を取ると警告しています。

アメリカに拠点を置く中国語メディア多維新聞はどう報じているでしょう。

 

[多維新聞]【港版国安法】美将用哪些手段打击中国 美媒称不排除最彻底措施

拙訳

[多維新聞]【香港版国家安全法】米国はどのような手段で中国を叩くか

yellowbigwizard.blogspot.com

 

習近平「結果を恐れずに香港でやりたいことをやる」とトランプに伝えているとのことなので、

 

香港への国家安全法導入はほぼ確実ですね。

 

問題はアメリカの非常に強烈な対応が何か?です。

 

具体的なことは何も語っていないようですが、

 

今月末までに決定することになっている、貿易・投資における香港の優遇処置の延長するかどうか、

 

これが目下の焦点になりそうです。

 

優遇処置が香港から無くなると、香港は香港じゃなくなります。

 

中国にとっても損害の大きな処置だと思います。

 

中国共産党や大金持ちが資産を国外に移動するときには、

 

香港の金融センターとしての役割を大いに利用していると言われています。

 

今後これができなくなったら、どうするんでしょうね。

さて、中国の反応はどうなんでしょうか?

 

中国共産党機関紙の環球時報の記事を見てみましょう。

 

[環球時報]【特朗普称将强力回应中国推行港版国安法赵立坚用三个坚定不移

拙訳

[環球時報]トランプは中国が香港版国家安全法の実施に強く反応 超立堅は3つの揺るぎないで対応

yellowbigwizard.blogspot.com

 

中国外交部は3つの「揺るぎない」(坚定不移)を持ち出して反論してます。

 

中国政府の国家主権、安全、発展の利益を保護する決心は揺るぎない

一国二制度の方針を貫徹する決心は揺るぎない

香港問題に干渉する如何なる外部勢力にも反対する決心は揺るぎない

 

一国二制度」は堅持すると言ってますね。

 

こうも言ってます。

 

国家の安全は国家が生存し発展するための基本的な前提条件である。

(中略)

香港は中国の一つの特別行政区であり、香港特別行政区の国家安全法立法の問題は、純粋に中国の内政問題であり、いかなる外国には干渉する権利はない

 

中国側も一歩も引く気は無いようです。

 

 

多維新聞の記事で、実はトランプは習近平との関係を大事にしており、

 

リスクを取る考えがないということにも触れており、

 

米中両方のメンツが保つ、大ドンデン返しが待っているのかもしれません。

 

 

<参考ニュース>

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