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<新浪財経>5月の中国の輸出は1.4%増加、輸入減少幅は拡大 対外貿易は今後どうなる 

5月の中国輸出入統計が発表された。
前年同期比では落ち込んだものの、
前月(4月)比では輸出が増加したことを強調し、
先行きは明るいことを強調する中国国内メディアの報道

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[新浪財経]5月中国出口增1.4% 进口降幅扩大 外贸后续怎么走
[新浪財経]5月の中国の輸出は1.4%増加、輸入減少幅は拡大 対外貿易は今後どうなる

  6月7日の税関総署が発表した最新データによると、5月度の我が国の対外貿易輸出入額は2.47兆元に達し、前年同月比4.9%の減少で、4月に比べて0.7%下落幅が拡大した。そのうち輸出額は1.46兆元で1.4%増加、輸入は1.01兆元で12.7%減少した。

  全体として今年前半5ヶ月の我国貨物貿易輸出入総額は11.54兆元、前年同期比4.9%減少、減少幅は前4ヶ月と同じであった。そのうち輸出額は6.2兆元で、4.7%減少、輸入は5.34兆元で5.2%減少した。

  商務部の高峰報道官は、6月4日の定例記者会見で、中国の対外貿易の次のステップを綿密に監視および調査し判断しているが、現在も多くの不確実で不安定な要素があると率直に述べた。同時に、中国の対外貿易の発展の強靭性、潜在力、余裕の大きさ、長期的良好な発展性には変わりはないと述べた。
 

なぜ5月の輸入が続けて減少したのか?

分析:新型コロナ流行により、消費と物流が止まっていた。

  データの観点から見ると、5月の我国の輸出入状況は4月と比べて楽観的ではなく、総量の減少が拡大しているだけでなく、輸入の減少は2桁に達しており、依然として大幅に減少している。データによれば5月の輸入額が1.01兆元で12.7%減少、4月の10.2%に比べて2.5ポイント拡大した。

  商務部研究院国際市場研究所副所長白明は新京報記者に、輸入が大幅に減少した理由は、一つには中国年初の経済が新型コロナ感染症流行の影響を受け、輸入に対しても比較的大きなショックを与え、経済の萎縮が機会の減少をもたらしたと述べた。
  我国の第二四半期の経済は安定したが、それは「保つ」ことを主とし、経済の基本と人々の生活基盤とを保障するものであり、拡張政策には言及していない。
  同時に、一般民衆の消費(79.300、ー2.17、ー2.66%)も拘束され、収入も影響を受け、ある地域では新型コロナ感染症流行により、物流が滞り、潤滑な交通も影響を受け、これらの要因が輸入に影響を与えた。

  「一方で、大口の国際商品価格の下落が輸入金額の減少をもたらしたが、これは必ずしも悪い事ではなく、我国はこの機会を利用して輸入を増やし、輸入コストを減らすことができる」と白明は述べた。
 
  税関総署は、鉄鉱石、原油天然ガス、大豆などの商品輸入量の増加と、大口商品輸入価格が主に低下したことを率直に述べた。年初5ヶ月で鉄鉱石は輸入量4.45億トンで5.1%増加し、輸入単価は6.7%上昇したが、原油、石炭、天然ガス、大豆などの商品輸入単価はそれぞれ、21.2%、4.7%、14.7%、1.7%低下した。

  新時代証券首席エコノミスト潘向東は記者に対して、第二四半期以降、輸入実績の低迷と、内需の反落を反映していないと明らかにした。主な要因は第一四半期は、低下した在庫レベルの補充に企業が動いたためで、第二四半期の企業は在庫切れに注力したが、歴史的に在庫水準が低下したときには、企業の輸入意欲は低下する傾向にある。同時に、内需はまだ補修的で、企業経営は改善はするものの慎重なままであり、輸入需要は強くない。

  実際、結局のところ、新型コロナ肺炎が世界中に蔓延した背景において、中国は「一方的」であることはできず、国際通貨基金IMF)が4月度に発表した《世界経済展望》の予測によると、今年の世界経済は3%縮小し、同時に世界貿易は11%のマイナス成長であると予測している。

年初5ヶ月に、民間企業の輸出入が増加し、割合が増加したが、なぜ民間企業が目立つのか?

分析:適応力はさらに強くなり 政府は集中的に支援策を推進する

  しかし、対外輸出入全体が縮小する中で、いくつかの明るい点を見ることができる。例えば年初の5ヶ月で、民間企業の輸出入は5.11兆元に達し、1.8%増加した。我国対外貿易総額の44.3%に達し、去年同期に比べて2.9ポイント上昇した。同時期に国有企業の輸出入は1.85兆元に達し、14.1%減少し、対外貿易総額に占める割合は16%である。
 
  白明は、民間企業の適応力と対応能力は比較的高く、新型コロナ感染症流行の影響を受けても、タイムリーに調整できると思っている。例えばマスク、防護服、呼吸器などの防疫用品など多くが民間企業の生産品である。
  同時に、国有企業の多くは大規模プロジェクトを運営しているが、新型コロナ感染症流行期間に多くの国営企業はこのプロジェクトを停止した。比較的、民間企業が生産する製品は国際的な必需品で、より有益である。

  さらに、業界人は記者に、民間企業の輸出入の増加は、一部の製品の輸出税還付率の引き上げなど、最近数か月に導入された政府の集中的な支援政策にも関連していると語った。

  財政部、税務総局の発表によると、磁器製衛生器具など1084品目の輸出税還付率は13%に引き上げられた。:植物成長調整剤などの380品目の輸出税還付率を9%に引き上げます。関連する政策は、今年3月20日から実施されている。
  安徽恒源新材料有限会社は大手化学企業であり、紹介によると、会社の主要製品であるエポキシ樹脂製品の税還付率は10%から13%に上昇し、年間税還付(免除)は141万元増加すると予想されている。

  同時に、防疫物資輸出の急増は我国対外貿易輸出入の大きな明るい点である。税関が5月中旬に発表したデータによると、3月1日ー5月16日の全国の防疫物資輸出額は1344億元であった。4月以来我国が輸出した防疫物資は明かに増加傾向にあり、1日の平均輸出額は4月上旬の10億元から近い将来には35億元を超える。

  これらの輸出防疫物資には、マスク、防護服、ゴーグル、呼吸器、手術用手袋などが含まれている。我国の防疫物資の主要な輸出先はアメリカ、ドイツ、日本、フランス、イタリアである。
 

対外貿易を安定させるために最も重要なことは、対外貿易の主体を安定させることである。今後の動向は?

分析:短期的な輸出には依然として下落圧力が続いており、中国の景気回復が加速する。

  高峰が述べたように、次のステップの対外貿易には依然として不確定不安定な要素が依然として多いため、2020年政府活動報告は、対外貿易の基本的な安定を促す必要があり、同時に、輸出品を国内販売に転換する事も支援する。

  商務部部長鐘山は、2020年全国両会”部長通路”に出席したときに、対外貿易の観点から、最も重要なことは対外貿易の主体を安定させることであると述べた。新型コロナ流行に直面して、これらの企業は前例のない困難に遭遇した。これらの困難は、ある企業は自己努力で解決し、ある企業は政府の支援が必要である。
  党中央委員会と国務院は、財政税収、金融保険、産業サプライチェーンなどの方面から、政策上の幇助、支援の抵抗により、企業への圧力を低減し、企業活力を刺激することを重視している。
  対外貿易の主体が安定している限り、中国の対外貿易は安定し発展することができると私たちは信じている。

  今後の展望として、新時代証券首席エコノミスト潘向東は、短期の輸出増加には依然として継続的な下落圧力があり、このことは今後の景気回復の速度を制約する要因の一つになっていると考えている。
  現在、海外経済の不況は四半期レベルで、3-4月期は不況が加速するプロセスであり、5月は改善しているものの依然として衰退しており、PMIの新しい輸出注文は歴史的に低水準にあり、同時に、中核国の供給能力が回復するにつれて、防疫物資輸出高の増加は持続し難く、一部のICT製品の輸出需要も引き続き弱く、このために、短期の輸出には依然として下落圧力があり、輸出には相乗効果があり、投資と消費に影響を与えるために、産業の回復と需要に基づく補充が原則した後、輸出は景気回復速度を制限する。
  楽観的なポイントは、輸出に対する海外経済の四半期レベルの不況の影響が完全に認識された後、欧米などの先進国が復工復産により、6月には欧米経済に明かな回復が見られ始め、外需の”暗黒時代”が過ぎ去ろうとしている。中核国の経済には共振的な回復を見せ、中国経済の回復も再び加速する可能性がある。
 
  中銀証券の調査レポート(23.140、-1.18、-4.85%)によると、世界経済の不況の影響を受けて、今年の中国の輸出入金額はおおよそマイナスになると予想されているが、輸出入の下落幅は世界平均よりも小さく、主な理由は中国を含む新型コロナ流行は基本的には既に抑制されており、企業の復工復産の推進を率先し、経済は世界に比べて成長する優位性がある。:中国は既に世界の産業サプライチェーンに深く組み込まれているため、他の国の輸出入貿易(例え最低限の輸出入貿易であっても)は、ある程度中国貿易を増加させる。:中国には様々な産業分野の利点があるため、他の国の産業サプライチェーンの中断は、中国製品の代替能力の強化につながる。

最初の5ヶ月で、EUアメリカ、日本との輸出入は減少し、ASEANが増加したのはなぜか?

分析:中日韓及びASEANには補完能力が高いから。

  注目すべきは、新型コロナ流行中に、我国とEU,アメリカ、日本との輸出入は減少したが、ASEANとの輸出入は依然として増加した。データによると、最初の5ヶ月は。ASEANは最大の貿易のパートナーであり、ASEANとの貿易総額は1.7兆元で、4.2%増え、対外貿易に占める割合は14.7%であった。
 
  商務部研究院国際市場研究所副所長白明は、事実我国はずっと”二つの同盟”を強調してきたが、現在ヨーロッパとアメリカの新型コロナ感染症流行は深刻で、まだ防疫が主であり、完全には解放されていない。それに比べ、東南アジアは既に新型コロナ流行のピークを過ぎており、ベトナムなどの国では累計の感染確認患者は300例以上あるが、症状は重篤ではないので、現在の状況では、中日韓とASEANの相互補完能力が高く、地域の分業と資源の相互配分を続けることができ、繋がりは比較的良好である。

  最近、我国とASEANおよび中日韓の間の公式交流は頻繁に行われており、6月4日午後に商務部部長鐘山は、ASEANと中日韓(10+3)の新型コロナ対策経済貿易相特別会議に出席した。
  鐘山は、地域貿易と投資協力の強化、地域産業サプライチェーンの安定と増強、経済貿易政策の強調の強化、”10+3サプライチェーン相互接続の共同研究の強化”を導き、経済と貿易人員の往来と円滑な物流を維持することを提案した。新型コロナ流行の影響を緩和し、地域の経済成長をできるだけ早く回復するための有利な条件を作成する。
 
[徳国之声]疫情后遗症 中国5月外贸愁云惨淡
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