黄大仙の blog

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米軍空母2隻が南シナ海で合同軍事演習 中国艦隊と対峙 南シナ海で一触即発か?

2つの米海軍空母打撃群が南シナ海に集結、その時南シナ海では中国海軍艦隊が軍事演習を行なっていた。

アメリカは「南シナ海の状況を不安定にする」と中国を非難。

中国は「中国と東南アジアとの間に不和の種を撒こうとしている」とアメリカを非難。

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74日はアメリカの独立記念日です。

 

その日にアメリカ海軍第7艦隊の2つの空母打撃群が、

 

南シナ海に派遣されました。

 

ニミッツ空母打撃群とロナルドレーガン空母打撃群の目的は、

 

南シナ海で合同軍事演習を行うことでした。

 

同じ南シナ海では中国海軍が71日から5日の予定で、軍事演習を行なっていました。

 

つまり74日には、南シナ海アメリカ海軍と中国海軍が、

 

それぞれ演習を行なっていたことになります。

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南シナ海は広いし、具体的な演習地点の発表はありませんので、

 

まさか至近距離で演習をしたとは思えませんが、

 

 

南シナ海は今年4月に中国が行政区を設定し、領有宣言をした海域です。

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中国から見れば中国の領海アメリカ海軍が軍事演習を行なったことになります。

 

日本に当てはめれば、東京湾に中国艦隊が侵入し、軍事演習を行なっているようなものです。

 

中国側がよく大人しくしていたなと思います。

 

もっとも冷静に考えてみれば、

 

ハルクホーガンとマイクタイソンがスパーリングやっているところには、ジャッキーチェンでも殴り込みできないでしょうね。

 

そう考えれば中国海軍が大人しくしていたのも肯けます。

 

しかし中国外交部趙立堅報道官は言論で噛み付きました。

 

アメリカ海軍が演習を行う前日の73日に、定例記者会見で、

 

「西沙群島は中国の固有の領土、如何なる争議も存在しない!中国軍が西沙諸島とその海域で軍事訓練を行うのは、議論の余地なく中国の主権の範囲内のことだ! 特定国が南シナ海に頻繁に侵入して大規模な軍事活動を行い、軍事力を誇示していることが、南シナ海の安定に影響を与える根本的な原因なのだ!」

 

このように趙立堅報道官は名指しは避けながら、強い調子でアメリカを非難しました。

「中国の固有の領土」は南シナ海尖閣諸島について、

 

趙立堅報道官がよく使うフレーズですが、

 

中国が「固有の領土」というのには違和感があります。

 

中国は国力によって国境は広がったり縮んだりします。

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漢、唐や清など国力の強い王朝の時には国境は大きく膨らみ、

 

南北朝、五胡十国、宋などの時代は国力が弱くて、

 

漢民族の支配する領域はかなり狭い苦難の時期を過ごしています。

 

漢、唐や清にしても、晩年に国力が弱くなった時期には、反乱や異民族侵入によって王朝が支配するのは首都とその周辺だけだったわけで、

 

古来「固有の領土」なんてなかったはずです。

 

「固有の領土」という概念は、日本由来の概念ではないでしょうか?

 

海に囲まれた島で成り立っているので、

 

国境紛争がほとんど無いまま国土が形成され、

 

いつの間にか日本列島と周辺の島々は、

 

日本に神から与えられた不可侵の領土という概念が生まれてきたのだと思っています。

 

日本の神話ではイザナミイザナギが次々に子供を生み、

 

その子供が島となって日本列島と周辺の島々になったと伝えられています。

 

これは日本の領土が神に与えられたものと言っているようなもので、

 

領土は自ら開拓し獲得したものという概念はありません。

 

これが「領土を守る」ことを考えられない人が多くいる理由でしょう。

 

尖閣諸島無人のまま「放置」されているのも、

 

「神に与えられた島なので、他国に取られるはずがない」

 

という根拠の無い考えに囚われているからだとも考えられます。

 

そんな脳天気なことを言っていると、

 

そのうちに中国海軍の艦隊が東京湾にやってきますよ。

 

中国のように拡張主義の国が横にあるのですから、

 

日本も毅然とした態度を取らないと、国土を無くします。

 

話が南シナ海のことから別の方向に行ってしまいましたが、

 

米海軍の南シナ海での軍事演習の記事から、

 

いろいろなことを考えました。

 

下に紹介した記事は、南シナ海での米軍空母打撃群の演習を伝える、中国内の記事です。

 

日本ではほとんど報じられていませんが、

 

南シナ海は日本と無関係な海域ではありませんよ。

 

+++百度新聞+++

[原題] <百度新聞>美国双航母战斗群南中国海国庆演兵

[邦訳] <百度新聞>アメリカの2つの空母打撃群が南シナ海建国記念日に演習実施

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  アメリカの2つの空母打撃群が土曜日に南シナ海で軍事演習を行い、「圧倒的シーパワー」で建国記念日を祝った。

 

  米海軍第7艦隊は4日に、ニミッツ空母打撃軍とドナルドレーガン空母打撃群で組織されたニミッツ空母打撃群が74日に「圧倒的なシーパワー」によって独立記念日を祝い、同時に南シナ海で良空母による演習を行い、一つの自由でオープンなインド太平洋地区を支持したと表明した。

 

  以前の報道では、中国軍も71日に南シナ海5日間の演習を開始し、米中両国の海軍パワーが同時に南シナ海で演習を行い、国際的な注目を集めた。

 

  アメリカ第7艦隊は声明の中で、ニミッツ空母打撃群が演習中に「急速に進化する作戦区域において、防空能力を最大化し、空母ベースの航空機による長距離精密海軍攻撃の射程を拡大するために、いくつかの戦術演習を実施した」と述べた。

 

  声明は、「ニミッツとロナルドレーガン空母上の航空機は防空演習と攻撃演習中に、敵型の攻撃を模擬し、戦闘機群が脅威目標の探索、迎撃、接触する能力の試験を行った。今回の演習では飛行員の能力を高め、本艦の戦術監視員が実際に防空連携を運用する機会を得た」と述べた。

  声明は、「2つの空母打撃群は当地で合同演習を行う機会は、作戦指揮官に、アメリカ海軍だけがコントロール可能な高度な作戦の俊敏性と作戦能力を体験する機会を与えてくれる」と述べた。

 

  声明は、ロナルドレーガン空母打撃群は海軍唯一の前方配備打撃軍であり、アメリカの最も顕著な決心の象徴でもある。ニミッツ空母打撃群は617日にアメリカ第7艦隊の作戦区域に到達し、その後はロナルドレーガンルーズベルト空母打撃群と2つの空母の合同演習を実施した。ニミッツとロナルドレーガンは第17と第5航空連隊および水上艇と協力して、世界で最も有効で最も機動的な作戦能力を形成し、アメリカと地域の盟友やパートナー国家との間の共同の防衛協定をサポートし、インド太平洋地域全体の平和と繁栄を促進する」と述べた。

 

<百度新聞>美国双航母战斗群南中国海国庆演兵

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1671344338369372441&wfr=spider&for=pc

+++百度新聞+++