「敵が先制攻撃してくれば台湾は自衛反撃権を行使する。」台湾からのメッセージに対しての、中国からの反応は「台湾海峡に中間線など存在しない、台湾が強硬姿勢を貫いていれば、いつか解放軍の戦闘機は存在しない「中間線」の上を飛ぶのではなく、台北の上を飛ぶようになるだろう!」
台湾国防部の発表によると、9月18日の朝に中国人民解放軍の戦闘機18機が台湾本島に接近しました。北方空域からは殲-16が4機、西南空域からは轟-6が2機と殲-16が4機、海峡中間線を超えて殲-10が4機と殲-11が4機が、「海峡中間線」を通過し、最も近いのは新竹の海岸線から約37海里(約68km)の地点まで接近しました。
9月18日がどのような日なのか覚えていますか?私のブログでも書きましたが、アメリカのキース・クラック国務次官が台湾を訪問していた時期です。
アメリカ国務次官が台湾を訪問 中国の反応:台湾メディアは大騒ぎするな、中国は状況の進展に応じて必要な対応を行う - 黄大仙の blog
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最接近した新竹は台北近郊の都市で、キース・クラック国務次官の滞在地のすぐ近くまで解放軍戦闘機が迫っていたわけです。
台湾軍は何度も警告放送を行い、「海峡中間線を超えている、すぐに立ち去れ」と解放軍戦闘機に警告しましたが、解放軍戦闘機パイロットは「海峡中間線は無い」と応答したと台湾軍は発表しました。
中国外交部の汪文斌報道官は9月21日に記者会見で、この件に関して「台湾は中国の領土の一部であり、いわゆる『海峡中間線』などというものは存在しない」と反論しました。
これは中国政府が公式に『海峡中間線は存在しない』と表明した初めての事例だと思われます。18日に解放軍パイロットが「海峡中間線は無い」と言っているところから、中国内部では以前から『海峡中間線は存在しない』が一般的な認識になっていたのだろうと思います。
9月9~10日にも台湾本島からわずか170kmしか離れていない海域で、人民解放軍が軍事演習を行い、解放軍戦闘機が40回以上も台湾の防空識別圏に侵入しましたが、この時には解放軍に「海峡中間線」という考えはなかったのでしょう。
中国側は、いわゆる「海峡中間線」は、米軍太平洋司令部が台湾海峡防衛作戦の必要により提唱された「想像上の境界」である。この存在しない「海峡中間線」は、国際法にも認められておらず、法的拘束力は全く無い、との主張しています。
同時に中国メディアは、台湾当局がいまだに強硬姿勢を貫いていれば、いつか解放軍の戦闘機は存在しない「中間線」の上を飛ぶのではなく、台北の上を飛ぶようになるだろう!と脅しをかけています。
日本のマスコミが台湾を報じない間に、台湾海峡はきな臭くなってきています。日本で生活する日本人も関心を持って欲しいです。無関心でいたら日本にも飛び火してきますよ。
参考資料
<腾讯网>不存在所谓“海峡中线”!两岸只有互信“默契线”
http*://bit.ly/3kDKXK8
<人民日报海外网>没有 “海峡中线”,就像反“台独”从来没有中间地带
http*://bit.ly/35ZIwNV