アメリカとメキシコの国境にトランプ大統領が壁を建てるのを見て、中国共産党は「賢者は橋を架け、愚者は壁を建てる」と批判しました。これを聞いた中国国民からはベトナムの壁はどうなんだ?と突っ込みが入りました。
アメリカに拠点を置く中国語メディアの自由亜州電台が、中国共産党の「大マルクス・レーニン主義者」はダブルスタンダードだと批判しました。
”大”マルクス・レーニン主義者とは中国共産党由来で、「マルクス・レーニン主義者の基準」で他人を測ることはあっても、自分を測ることはない人たちのことを指しています。
中国共産党は「マルクス主義・レーニン主義の信念」を宣言し、いわゆる「マルクス主義・レーニン主義」を他人を裁く基準にしていました。
人の行為は批判するが、自分の行為は肯定するという、執拗なダブルスタンダードであり、偽善に満ちた恥知らずな行動です。
冒頭に挙げたように、トランプ大統領が建てたメキシコの壁を、「賢者は橋を架け、愚者は壁を建てる」と批判しましたが、国内外の華人からは「だとしたら、なぜ”グレート・ファイアー・ウォール”を構築するのか? すぐに”グレート・ファイアー・ウォール”を壊してくれ!」と非難が湧き起こりました。
もちろん、中国共産党が事実に基づいて国民からこのような質問をされても、答えようがないので絶対に答えません。
それどころか、中国共産党はベトナムとの国境に、数百kmにも及ぶ壁を建設しました。
あるネット民が米中の壁を比較して、こう批判しました。
トランプの建てたメキシコの壁は、違法移民がアメリカに入って来ないようにする壁で、自衛的な防御壁である。
中国共産党の建てたベトナムの壁は、中国人がベトナムで働くため流出するのを防ぐために建てられた、囲いの壁であり、権利や動きを制限する壁です。
グレート・ファイアー・ウォールは、中国人が外の情報にアクセスすることを防ぐためのネットワークの壁です。
メキシコの壁とベトナムの壁には、このような根本的な違いがあります。
ネット民が強く指摘したのは、中国共産党がベトナムの壁を計画し、実際に建設するまで一朝一夕ではないということです。
つまり、中国共産党はアメリカを批判しているのと同時に、すでに数百キロにも及ぶベトナムの壁の建設を計画していたか、あるいは建設に着手していただろうということです。
「他人を批判するが、自分には甘い」というダブルスタンダードは、中国共産党の「マルクス・レーニン主義者基準」でしょうか。
中国共産党は、日本の閣僚が靖国神社に参拝しようとすると非難してくるのに、ウイグルや香港人権問題のことを非難すると、内政に干渉するなと言ってきます。
中国共産党のことばかり責めましたが、日本には「厳しく追及他人の失敗、見て見ぬ振り自分の失敗」の野党やマスコミがいっぱいありましたね。
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参考資料 *>s
<自由亜州電台>持双重标准的中共“大马列”
http*://bit.ly/3jOMXyh