アメリカ大統領選挙では、7日にバイデン候補は米国の主要メディアによって次期大統領に当選したと宣言されましたが、まだ9日になっても選挙結果が保留されている4つの州があります。トランプ氏は今週も、選挙結果に異議を唱える複数の訴訟を起こすとみられています。
フランス政府設立の国際メディアのrfiは冷静にアメリカ大統領選挙の開票状況を報じていました。
米国の大統領候補者は、当選するためには270以上の選挙人を得なければならず、米国の主要なメディアによると、バイデンは現在279票を得ており、現職のトランプ大統領の214票です。
しかし、トランプ氏は敗北を認めておらず、彼のチームはこの1週間で複数の訴訟を起こしており、多くの州の選挙や投票数の集計作業の不正を疑っているが、そのほとんどは棄却されるか、裁判所の決定を待っている状況です。
米メディアの報道によると、トランプ陣営は今週、いくつかの訴訟を起こすとみられています。
1つは、一部の有権者が亡くなった親族の名前で投票を行い、ペンシルバニア州だけで2万1千票が関係していたと主張しています。
もう1つは、共和党の選挙監視員の多くが、実際の監視を行うために投票所に入れなかったと主張しています。
まだカウントが終わっていない4州、アリゾナ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、アラスカ州については、以下のような状況になっています。
アリゾナ州:選挙人数11
投票の98%を集計した結果、バイデン氏は49.5%、トランプ氏は49%を獲得し、2人の差はわずか16,985票です。
AP通信とフォックスニュースは、11月4日の早朝にバイデンが同州に勝利したと判断していた。 しかし、トランプ大統領のチームは、今回の発表は時期尚早だと考えていた。 しかし、CNNやニューヨーク・タイムズなども、伝統的に共和党に傾いていたこの州を、民主党が勝利と宣言しましたが、開票中で確定していません。
ジョージア州:選挙人数16
投票の98%以上が集計されているが、当初はトップだったトランプ氏が、現在ではトランプ氏の49.3%に対してバイデン氏の49.5%に抜かれており、2人の差は10,350票です。
ノースカロライナ州:選挙人数15
投票の98%が集計されている。 トランプ氏は50.0%、バイデン氏は48.6%で、トランプ氏がリードしており、その差は7万5000票となっています。
アラスカ州:選挙人数3
開票率は56%で、トランプ氏は62.9%の得票を得ており、トランプの勝利は疑う余地のないものでしょう。 アラスカ州では、この数十年間民主党が選挙人を獲得したことはありません。
このように、未決定の州や、訴訟中、再開票の州があるために、どちらの候補も当選に必要な選挙人数270を確定させていません。
バイデン候補が有利との意見が主流になりつつありますが、トランプ大統領の「9回逆転サヨナラ満塁ホームラン」もあるかもしれません。
参考資料 *>s
<rfi>美国四个州还在点票 特朗普预计再提出多项诉讼
http*://bit.ly/38t2t0X