香港政府は、オランダ、アイルランドとの逃亡犯引き渡し協定を停止したと発表しました。オランダとアイルランドからは既に香港との引き渡し協定を停止していました。
アメリカに拠点を置く国際メディアの自由亜州電台(RFA)の報道によると、香港政府は10日夜、中国共産党政府の指示でオランダ、アイルランドとの逃亡犯引き渡し協定を停止したと発表しました。
香港政府の報道官は、オランダとアイルランドからの一方的な引き渡し協定の中断は、深刻な中国への内政干渉であり、国際法と国際関係の基本的規範に違反しており、香港政府は断固として反対すると述べました。
香港の国家安全維持法の施行を理由に、カナダ、オーストラリア、イギリス、アメリカが香港との引き渡し協定を中止しており、中国共産党政府の対応は今回と同様に、中国への内政干渉だと各国を非難しています。
各国が香港との身柄引き渡し協定を停止しているのは、香港国家安全維持法に基づいて相手国の居住民を訴追したときに、香港に引き渡さなくてはならなくなるからです。
ちなみに日本は香港とは身柄引き渡し協定を結んでいないので心配は入りません。日本が引き渡し協定を結んでいるのは、アメリカと韓国の2カ国だけです。
中国共産党が香港に国家安全維持法を施行してからは、各国が非難していますが、中国共産党の対応はいつも「中国への深刻な内政干渉だ」と反対に各国を非難しています。
[一緒に読みたい記事]
参考資料 *>s
<自由亜州電台>香港暂停与荷兰、爱尔兰的引渡协定
http*://bit.ly/3pewI1s