深圳で開かれた第22回中国国際先端技術成果フェアで専門家が、中国の肥満者の数が米国を上回っており、状況はさらに悪化するだろうと述べました。
16日に微博(ウェイボー)に投稿されたつぶやきによると、中国科学院深圳先端技術研究所エネルギー代謝・生殖研究センターの主任研究員ジョン・ロジャー・スピークマン氏が、第22回中国国際先端技術成果フェアで、中国の肥満者の数が米国を上回っており、状況はさらに悪化するだろうと述べました。
同氏は、中国の肥満率は13%以下で、米国の45~50%よりも低いが、中国は人口が多いので、肥満者の総数は米国よりも多いと強調しました。
さらに、中国の学童期の子供たちの太りすぎや肥満の傾向が強まっており、肥満問題は悪化するばかりだとも指摘しています。
そして、新型コロナ流行は沈静化しても、肥満は今後も悪化し続け、人への害だけでなく経済への影響もあるため、公衆衛生の問題である肥満の問題を科学的に解決するためには「対策を講じなければならない」と述べています。
スピークマン氏は、運動だけでは痩せることはできず、食事の摂取量を変えることが重要な課題であると付け加えました。
BMI(ボディマス指数)が30を超えると「肥満」または「太りすぎ」とみなされますが、医学誌「ランセット」が2016年末に発表した調査によると、その当時で中国はすでに肥満男性が4,320万人、肥満女性が4,640万人で、米国を抜いて世界1位となっていました。
90年代頃までは、中国人には太った人がいないというイメージが強く、実際に1995年に初めて上海に行ったときには、大人も子供も太った人は全くいませんでした。
この頃のSトリー社のコマーシャルで『中国人は烏龍茶を飲むから太った人がいない』というのがありました、大嘘だったんですが。
00年代以降は肥満児も見かけるようになりましたし、中国女子もダイエットに励む人がかなり増えました。
中国は経済よりも先に肥満で米国越えを果たして、世界の超肥満国になってたんですね。
日本では新型コロナによる自粛ムードで引きこもることが多く、”かなり”脂肪がついてしまった人も多いでしょう。
これからリモートワークが進んで引きこもることが続きそうです。日本も肥満大国になってしまうのでしょうか。
参考資料 *>s
<微博>中国肥胖人口居世界之首
http*://bit.ly/36HtriB
<網易新聞>我国肥胖者数量超过美国 科学家:这种情况只会越来越糟糕
http*://bit.ly/3f5ES7R