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米国大豆価格が高騰 中国の民間輸入業者が悲鳴 今後2ヶ月の注文をキャンセル

中国の大豆輸入は、米国の大豆価格の上昇が進んでいるため、今後急激に減速すると予想されています。小規模な民間大豆輸入業者の中には、粉砕コストにより利益が削られ、損失が発生する可能性もあり、今後2ヶ月の注文量を減らそうとしています。

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   米国政府が運営する国際メディアの美国之音の法事たところによりますと、中国の大豆輸入・加工業者の中には、最新の価格変動を受けて、12月と来年1月に予定していた注文を取り消す可能性があるといいます。

 

  これは大豆の輸入が5ヶ月間急増した後、需要が減速した最初の兆候です。中国は世界最大の大豆輸入国であり、世界全体の60%以上を占めています。

 

  中国は食用油の精製や、飼料用大豆粕の製造のほとんどを輸入大豆に頼っています。

 

  中国の豚肉消費量は世界最大で、養豚も盛んなため、養豚飼料は中国の飼料の大部分を占めています。

 

  20188月から流行したASF(アフリカ豚熱)で壊滅的な打撃を受けた豚肉生産を立て直すために、中国は今年大豆の輸入を大幅に増やしました。

 

  さらに、今年1月の第一段階の米中貿易協議で設定した農産物輸入目標の実行に努めたことが、大豆輸入の大幅な増加に寄与しています。

 

  中国は約束を守らないなどと、悪く言う人も多いのですが、米国のように強い相手との約束はしっかりと守ります。日本も中国に約束を守ってもらえるくらいに成長しなくてはいけませんね。

 

  話を元に戻しますと、中国の10月の大豆輸入量は、ブラジル産大豆が423万トンを超え、昨年同期比11.6%増、米国産大豆は340万トンで昨年同期比196%増となりました。

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  しかし、米国の大豆価格は11月に突然急上昇し、もともと薄かった利益が一掃されてしまいました。小規模な民間輸入業者は今後2ヶ月間の輸入注文をキャンセルせざるを得なくなったといいます。

 

  米国産大豆価格は11月になって約13%上昇しているため、民間輸入業者は、買えば買うほど損をする状況になってしまいました。

 

  中国の業者が注文をキャンセルすることで、米国の大豆価格の高騰が収まるのかどうかは不透明ですが、先物に投資されている方はご注意を。

 

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