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華為CFO孟晩舟が法廷に出廷 弁護団は米国司法省と釈放条件をまとめたのか

カナダで起訴され保釈中のファーウェイCFOの孟晩舟が、127日にカナダ・バンクーバーの裁判所に出廷しました。米国検察当局と孟晩舟の弁護士との取引で釈放されるのではないかと噂されていましたが、どのような進展があったのでしょうか。

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   123日には、米国司法省は孟晩舟が刑事事件での非行を認めるのと引き換えに、カナダからの帰国を許可することで合意することを協議していると報じられていました。

 

  孟晩舟は彼女に対する告訴の一部を認めて検察に協力すれば、検察は告訴を延期し、後で告訴を取り下げることに同意するだろう、との報道でした。

 

  これに対して、この事件を追ってきた弁護士のリチャード・カーランド氏は、米国司法省と孟晩舟との取引の報道は世論を試すためのアドバルーンだとしています。

 

  カーランド氏は世論が事件の集結に賛成すれば、カナダ政府は速やかに和解を成立させるかもしれないとしつつ、今の時点で孟晩舟が取引においじる必要はないと指摘しています。

 

  その理由としてカーランド氏は、ジョー・バイデン氏が新大統領に就任しそうなことをあげています。バイデン氏なら「ほぼ無条件」で孟晩舟を釈放して中国に帰国させるだろうとの読みです。

 

  129日の中国メディアが環球時報を引用して報じた記事は、米国司法省が孟晩舟との取引を求めていることは、明らかに米国の罠であると断定しています。

 

  記事は、孟晩舟事件に関して米国は不利であることを承知しており、このまま公聴会を続ければ最終的に敗北すると見ていると指摘しています。

 

  それならば米国はどこかに有利になる点を見つけて、妥協したほうが良いだろうと思ったのだろうと記事は述べています。

 

  記事は続けて、「しかし、中国は騙されないし、事実ははっきりしている。孟晩舟はずっと法律を破っていない。」と述べています。

 

  中国外交部の華春瑩報道官も124日の定例記者会見で、孟晩舟は無実であり、米国とカナダによる疑惑の犯罪を犯していないことを改めて強調しました。

 

  華春瑩報道官は、孟晩舟事件の本質は、中国のハイテク企業の発展を抑制するための米国側の政治的な事件であり、カナダもアメリカも一刻も早く自分のやり方を変えないと、中国の逆襲を受け流ことになる、と警告しています。

 

  127日(日本時間128日)の法廷の情報を報じる記事は見当たりませんが、孟晩舟の釈放に向けた動きがあれば(少なくとも中国のメディアでは)大きく扱われるはずなので、淡々と進められただけなのかもしれません。

 

  本件の裁判は20214月に結審する予定ですが、もしバイデンが大統領に就任すれば、孟晩舟(ファーウェイ)への告発自体を取り下げる可能性もあり、そうなればカナダが孟晩舟を拘束する法的根拠もなくなり、釈放されることになります。

 

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