中国共産党は、中国人民が違法に国境を超えることを防ぐために、中国雲南省とミャンマーとの国境に沿って、総延長2000kmのフェンスを建設しています。
中国・ミャンマー国境フェンスの建設は、今年初めに着工され、第1期工事660kmはすでに完了しており、第2期工事も来年2021年末までに完成する予定であると、自由亜州電台(RFA)が報じています。
自由亜州電台(RFA)はアメリカに拠点を置く国際メディアです。
報道によると、続けて第3期工事が行われ、2022年10月までに完成予定であり、完成すると中国・ミャンマー国境の2000km以上が完全に遮断され、中国人民がミャンマーに密出国するのを防ぐにに役立つとのことです。
もともと、中国とミャンマー、中国とベトナムの国境は簡単に超えることが出来、それぞれの国の人々は行ったり来たりしていました。
中国共産党が懸念したのは、簡単に国境を超えて中国人民が国外に流出してしまうことで、入念な計画のもとに国境のフェンスの建設はおこなわれていると記事は伝えています。
国境フェンスには高電圧送電網が設置され、スカイネット監視カメラと赤外線警報器が全拠点に設置される予定です。
中国共産党は今年、中国とベトナムとの国境にも長さ1300kmに及ぶ壁を建設しており、その目的も中国人民が違法に国境を超えて国外に流出するのを防止するためでした。
国外に知られたくないことを知っている、国内にいる反体制派の逃亡を防ぐためとの見方もあるようですが、有事の際に人民が国外に逃げ出すのを防ぐ目的もありそうです。
[いっしょに読みたい記事]
参考記事 *>s
<自由亜州電台>中缅边境再建“长城” 防止国民外逃
http*://bit.ly/34dnzNY