ファーウェイがウイグル人の顔を認識して自動的に「ウイグル人アラート」を発行するソフトウェアをテストし、アリババもウイグル人やその他の少数民族の顔認識ツールを開発したと報じられました。
中国のハイテク企業アリババのクラウドコンピューティング事業のウェブサイトで、画像や動画の中のウィグル人など少数民族の顔を検出し、識別する方法を示していることがわかったと自由亜州電台(RFA)が報じました。
自由亜州電台(RFA)が、ニューヨークタイムズの12月17日の記事を引用して報じたところによると、この機能はアリババのソフトウェアに組み込まれて、ウェブサイトのプラットフォームに投稿されるコンテンツを監視し、テロやポルノなどの危険に関するコンテンツを監視するのに役立ちます。
ニューヨーク・タイムズ紙がアリババにコメントを求めたところ、「この機能は技術的な能力を探求するためのテスト環境で使用されているだけだ」と書面で回答し、ウェブサイト上のコンテンツを削除したそうです。
顔認証ソフトウェアを公式コンテンツに含めた理由や、テストした目的についてはコメントを拒否したそうです。
また、ファーウェイもウイグル人の顔を認識できるソフトウェアをテストし、そのソフトウェアは、ウイグル人の顔を監視し、中国の警備当局に通知するための「ウイグルアラート」を自動的に送信できると報じられています。
ファーウェイのウェブサイトには、「2018年からファーウェイは、顔認証技術企業の北京曠視科技（Megvii）と共同で、群衆の中の顔をスキャンして年齢、性別、人種を推定できる人工知能カメラシステムの開発に取り組んでいる」との文章が掲載されていました。
この文章はすでに削除されています。
サッカー男子フランス代表のアントワーヌ・グリーズマン選手が、12月10日にファーウェイとの契約解除する意向を示したのも、「ウイグルアラート」問題に抗議してのことです。
同選手は「ファーウェイは、この大規模な当局による弾圧を非難するような具体的な行動を取って、その影響力を人権の尊重に貢献するために使って欲しい」とSNSに投稿しています。
日本には「人権派」を自称する議員、学者、弁護士は掃いて捨てるほどいますが、中国共産党の人権蹂躙問題に声をあげる人がいないのが不思議です。
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参考記事 *>s
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