広東省東莞市の企業が、従業員が勤務中に2回トイレに行ったとして罰金を科した通知がネット上で広がり、当局が調査に乗り出しました。
中国の腾讯网に掲載された記事によると、広東省東莞市にある東莞安普電器有限公司の従業員が、勤務時間中にトイレに2回行ったとして罰金を科せられました。
東莞市人力资源和社会保障局が調査した結果、これは事実であることが判明し、人力资源和社会保障局は、期間内に是正し、職員に罰金を返還するよう命令を出しました。
最初の通知では2020年12月21日に、唐、黄、陶という苗字の3人の従業員が午前と午後の2回トイレに行ったため、それぞれ10元(約160円)の罰金を科せられました。
次の通知では12月21日に、黄、陶、符、李の4人の従業員が2回トイレに行ったため、それぞれ20元(約320円)の罰金を科せられ、李さんには「トイレに行くときに申告しなかった」との付記までありました。
事件発覚後に東莞市人力资源和社会保障局が調査を行い、会社の出勤記録、給与明細書、雇用契約書の確認、現場の労働者への聞き取り調査を行い、事件が実際に起こっていたことを確認しました。
東莞市人力资源和社会保障局は東莞安普電器有限公司に対し、労働者保護監督の期限付き是正命令を出し、期限内に要件の是正と罰金の返還を求めました。
会社側は、「従業員には、基本給や残業手当のほか、業績に応じて数百元の業績給を支給しており、業績によりお金を差し引くのは当たり前のこと」とうそぶいています。
ネット上では「これは労働者の搾取だ」「雇用主による従業員への弾圧は言語道断だ」などと批判の声が上がっています。 また、「社員に直接オムツを配れば、一度もトイレに行かなくてもいい」と嘲笑う声もありました。
工商基本情報によると、東莞安普電器有限公司は2010年12月08日に設立され、ライトヘッド、スイッチ、電源コード、プラグ、ソケットなどの生産と販売、加工を主な事業範囲としています。
中国では少数民族の人権問題が欧米諸国から指摘されますが、漢民族の一般国民も搾取されているようですね。
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参考記事 *>s
<腾讯网>东莞一公司对上厕所次数超规定员工通报罚款,人社局责令改正
http*://bit.ly/35132wo
<世界新聞網>東莞一公司如廁2次被罰20元 網酸:直接發尿片
http*://bit.ly/350UV2R