台湾の蔡英文総統は「対等で互恵と尊厳の原則の下で中国と対話する意思がある」と述べ、新型コロナ感染症の流行が収束した後、通常の両岸交流が再開されることを期待しています。
アメリカン拠点を置く国際メディアの自由亜州電台(RFA)の報道によりますと、昨年2020年には中国人民解放軍機による台湾空域への出撃が380回以上あったと、台湾国防部の統計が示しています。
一方、米海軍の軍艦は12月31日にも、定例の任務として台湾海峡を通過し、中国の反発を招きました。
台湾の蔡英文総統は元旦のメッセージで、台湾海峡の「(台湾から見た)向こう側」の行動は海峡を越えた関係に影響を与えるだけでなく、インド太平洋地域の平和と安定の現状を脅かすものだと述べました。
蔡英文総統は「両岸の関係が交差する中で、対等で互恵と尊厳の原則を堅持する」と繰り返しました。
「中国共産党が対立を解消し、両岸関係を改善する意思がある限り、我々は対等で互恵と尊厳の原則の下で有意義な対話を促進するために協力していきたいと考えている。」
蔡英文総統は、台湾海峡両岸の問題を解決する際の一貫した原則は、共に話し合い、解決策を見つけ、現実的に問題を解決することであると強調しいます。
新型コロナが効果的にコントロールされれば、台湾海峡両岸の人々は徐々に正常で秩序のある交流を再開することが期待されるとも付け加えました。
台湾メディアは、元日にも中国人民解放軍機が再び台湾南西部の空域に侵入し、台湾空軍が警戒態勢に入ったと報じています。
中国人民解放軍東部戦区の報道官は、台湾は中国の神聖で不可分な領土であると繰り返し、「台湾独立」分離主義者の活動を阻止する決意と能力を持っていると強調しています。
中国人民解放軍機のパトロール飛行は、台湾海峡の現在の安全保障状況と国家主権を守るために必要な行動であり、完全に合法的なものであると主張しています。
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参考記事 *>s
<自由亜州電台>中共军机去年扰台逾380次 蔡英文:在对等尊严原则下愿与北京对话
http*://bit.ly/2MfMpX4