WHOが実施するCOVAXにより、台湾も20万回分以上のアストロゼネカ製ワクチンを獲得しました。国連非加盟国に割り当てられた133万回分のうちの一部でした。
COVAXは、安全かつ効果的な承認済みの新型コロナワクチンを調達し、途上国に公平に分配していくことを目指すWHOの取り組みです。2021年末までに20億回分のワクチンを平等に供給することを目標としています。
WHOは7日に公式サイトで、COVAXにより第1バッチのワクチンを配布する国のリストを発表しました。
台湾の中央感染症指揮センター(CECC)の陳時中報道官は、COVAXのリストの中で、アストラゼネカ製ワクチンの133万2,000回分が「非国連加盟国」に割り当てられており、そのうち20万回以上が台湾に割り当てられていると発表しました。到着の時期は確定していません。
陳時中報道官は、ワクチンの予防接種は医療関係者から行い、接種が完了するまでは非公開で行うとしています。
その後は、ワクチン接種の方針に従って接種していきますが、もし海外渡航で接種が必要な場合には、ワクチン費用の自己負担により投与可能としています。
台湾は国連やWHOに非加盟で、中国共産党による妨害工作で国交のある国も限られているため、ワクチンの調達も苦労しています。
20万回分のワクチンと言っても、一人二回接種が必要なので、10万人分にしかならず、人口が約2400万人の台湾にとっては、ほんの一握りの人が接種できるに過ぎません。
台湾はCOVAXを通じて476万人分のワクチンが、割り当てられているとも言われていますが、それでも5人に1人しか接種できません。
中国のワクチン外交も台湾に向くとは思えませんので、インドのワクチン外交に期待するか、COVAXに頑張ってもらうしか無いようです。
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参考記事 *>s
<世界新聞網>COVAX首波AZ疫苗 陳時中:台灣獲得20幾萬劑
http*://bit.ly/3oYl2i8
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