中華圏の新年にあたる春節に、ドイツの人気サッカーチームバイエルン・ミュンヘンが、中国ファンに向けて発信した新年祝賀メッセージに、台湾国旗が添付されていました。
国旗を間違える事故は、オリンピックの表彰式での国旗掲揚でも時々起こるくらい、珍しいことではありませんし、世界中には200以上の国があり、それぞれが独自の国旗を持っていますので、「絶対に間違えないように」注意をしていても間違ってしまうことはあります。
そんななか、間違えてはいけない国旗と間違えてしまった事故が中国で起きました。
中国歴の春節を迎え、バイエルン・ミュンヘンはSNSで、アジアの数カ国に向けて新年祝賀メッセージを発信しました。各国向けメッセージには、それぞれの国旗が添付されていたのですが、中国向けのメッセージには簡体字のメッセージとともに台湾の「青天白日旗」が添えられていました。
クラブは間違いを発見してすぐに投稿を削除して謝罪しました。クラブのフェイスブックのアカウントは第三者企業が運営していると弁明しています。
フェイスブックは中国本土ではブロックされているので、直接この投稿を見ることはできませんが、環球時報を始めとした中国内のメディアがこぞって報道しています。
記事を読んだ中国人の反応は、
「(バイエルンに)懲罰的処置を取るべき」
「台湾はまたしても独立したのか」
「台湾はいつ帰ってくるんだ」
「バイエルンファンは無かったことにしようとしているが、スクショは撮ったぞ」
国旗を間違えたのは不注意なミスでしたが、よりによって台湾国旗と間違えたのは、時局柄中国にとっては敏感な問題なだけに、中国政府からクラブに制裁がなければいいのですが。
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参考記事
<明報新聞網>拜仁facebook簡體字拜年帖貼青天白日滿地紅旗 發聲明致歉
http*://bit.ly/2NwB85B
<环球网>拜年帖发出台湾旗帜,拜仁慕尼黑解释
https://bit.ly/3bcdofd