中国では新型コロナワクチンの接種が始まっていますが、医療従事者は副反応を懸念し、ワクチンの効果を疑っているため、接種を希望していないことが調査結果からわかりました。
中国疫病予防管理センターが2月18日に発表した調査結果によりますと、浙江省の医療従事者はワクチンを受ける意思が低いことが明らかになりました。
医療従事者はワクチンの副反応を懸念し、有効性にも疑問を持っていることがその理由です。
中国疫病予防管理センターが発表した、『浙江省医療衛生従事者新型コロナワクチン接種意識と影響調査』という論文によると、調査対象は浙江省、市、県レベルの医療・疾病管理者756名でした。
756名のうちワクチンの接種を望んでいるのは42.46%であり、ワクチン市販後に接種希望する人は27.65%でした。一般市民の接種希望が90%を超えていることに比べると、明らかに低いことがわかりました。
調査対象者は、都市部と郊外居住者が70%、農村部が30%となっており、学歴別では、中等教育以下3.31%、大卒77.78%、修士以上18.91%でした。
分析によると、医療従事者や修士以上の学位を持つ人たちは、SNSでさまざまな情報に触れているために、ワクチンの有効性や副反応についてより多くの懸念を持っていることが、接種意思が低い理由だとしています。
接種を希望しない人の理由(複数回答)は、
1.「ワクチンの副反応が心配」(57.69%)
2.「ワクチンの効果に疑問を感じる」(34.14%)
3.「現地の新型コロナの症例がなくなり、予防接種の必要がなくなった」(29.81%)
4.「予防接種の費用がかかる」(24.52%)
5.「地域の健康サービスセンターで予防接種を受けるのが不便」(8.66%)
となっています。
3番目の「新型コロナの症例がないので予防接種の必要が無い」との理由は、新型コロナを制圧したと自称する中国らしい理由です。4番目の「費用がかかる」は誤解です。中国も無料で予防接種を実施しています。
1、2の理由は、中国製のワクチンは73種類の副反応があると報じられ、中国のワクチン専門家も「中国製ワクチンは世界で最も危険なワクチン」と評されていることが影響していると思います。
さらに中国製ワクチンの有効率が50.38%にとどまっていることも、臨床試験を行なっているブラジルから報じられています。
中国製ワクチンが信頼されていないのに対して、日本で承認されたファイザー製のワクチンや、今後承認されるアストロゼネカ、モデルナのワクチンは、有効率が90%を超えており、副反応も限定的とのことなので、私は積極的にワクチンを接種したいと思ってます。
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参考記事 *>s
http*://bit.ly/3ug2XzT