中国のワクチン接種は18未満は対象外になっています。18歳未満の人はいつ頃ワクチンを接種できるのでしょうか。ワクチンメーカーのシノファームの董事長が答えました。
新型コロナワクチンの接種は18~59歳が対象で行われていますが、いつから18歳未満への接種を開始するのかとの声は大きくなっています。
この問題について、共産党書記で中国国家製薬集団有限公司(シノファーム)の劉敬楨董事長は、3歳から17歳までの人を対象とした新型コロナワクチンも間もなく実用化されるだろうと述べています。
2月21日の中国CCTV財経によると、劉敬楨董事長は、シノファームの新型コロナ不活化ワクチンの生産能力は、年間で10億回分のレベルにあり、武漢生物学研究所の新型コロナ不活化ワクチンも条件付ながら承認申請中であり、供給能力は十分にあると述べています。
また劉敬楨董事長は、シノファームのワクチンは、3~17歳の人々と18~59歳までの人々との臨床試験の効果には、基本的に大きな差はなく、3~17歳にもまもなく接種できるだろうと述べています。
また、シノファームは組換えタンパクワクチンの開発にも着手しており、間も無く臨床試験に入るとしています。組換えタンパクワクチンは、生産スピードが早いため、開発が成功した場合にはワクチン供給能力は倍増するとしています。
中国は現在、2種類のワクチンが承認され、16種類のワクチンが臨床試験の承認を得ている、世界最大のワクチン王国となっています。6種類のワクチンがフェーズ3の臨床試験を実施中です。
しかしいまだに60歳以上に対しては予防接種の目処が立っておらず、新型コロナが重症化しやすい高齢者が後回しになっています。
規則に従えば今年69歳の習近平は接種対象外なのですが、中国保健当局の関係者は粛清されてしまわないか心配になります。
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参考記事
<多維新聞>18岁以下人群何时能接种疫苗 中国国药集团董事长披露内情
http*://bit.ly/2ZJyI6p