黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

あれから10年が経ちました。

東日本大震災が発生したのは2011311 1446分でした。

 

あれから10年過ぎましたが、それぞれの方が思うことが多いでしょう。

 

その時の私は日本ではなく、上海市松江区にある工場に勤務していました。

 

 

いつもの通りオフィスでメールチェックしていると、

 

上海の浦東に住む友人から携帯電話に、

 

『家族に地震の被害はないか』とショートメッセージが入りました。

 

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うろ覚えですが、23日前にも大きな地震があり、そのことを言っているのかと思い、

 

『特に被害はなかった』と返事を出していました。

 

その直後に中国人スタッフが私のところに来て、

 

『日本で大地震があったようだ』と伝えてくれました。

 

慌ててBaiduニュースを見て、東北で大地震があったことを知りました。

 

静岡の実家に連絡を取ったところ、

 

家族親戚無事とのことでひとまずほっとしていました。

 

 

 

SNS(QQや微博など)では、日本の大地震の話題で持ちきりでした。

 

私も情報が欲しくて投稿を読み漁っていたことを思い出します。

 

SNSでは被害状況を心配をする声が多くありましたが、

 

中には『大災害をお祝いしたり賞賛する』心ない声もありました。

 

このような投稿は、多くの中国人から非難され、たしなめられていました。

 

私も抗議の投稿を何度もしたことを思い出します。

 

 

 

震災で沈んだ心を温かくしてくれ、涙腺を緩めてくれたのが、

 

台湾からの義捐金でした。

 

台湾からの義捐金は「200億円」と覚えていたのですが、

 

実はこれは慈善団体などが一般市民から集めた義捐金の合計で、

 

それ以外にも政府機関からの義捐金や、

 

長栄集団会長・張氏や日本台湾交流協会など、

 

直接日本に届けた義捐金を含めると、

 

合計で253億円になるんだそうです。

www.nippon.com

 

人口が日本の6分の1の台湾ですから、

 

日本に換算したら、

 

他国の災害に1500億円もの寄付金が集まったことに匹敵します。

 

もちろん金額の多少で「気持ち」を測るような下世話なことはしませんが、

 

台湾の方々の善意には感謝しかありません。

 

 

 

その台湾の特産品であるパイナップルが、

 

中国から輸入禁止処置を受けて困難に直面しています。

 

日本にできることは、売り先のなくなったパイナップルを購入することです。

 

このニュースが流れて、すぐにネットで台湾パイナップルを注文しました。

 

余っているはずだからすぐに入手できるだろうと思っていたのですが、

 

なんと在庫がなく発送は4月中旬以後とのことでした。

 

台湾を助けようという気持ちは、みなさん同じだったのですね。

 

日本と台湾の友好関係は、

 

市民レベルでは確固とした揺るぎないものでした。