黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

日本が台湾に100万回分のワクチンの追加提供を発表。日本のワクチン外交も7月1日からスタート

茂木敏充外務大臣25日、アストラゼネカワクチン100万本を追加で台湾に提供し、7月前半に納入する予定であることを発表しました。64日にAZワクチン124万回分を無償提供したのに続き、2回目となります。

 

 

  フランス政府設立の国際メディアのrfiの記事より。

 

  日本政府は、2011年の311東日本大震災の際、台湾は迅速に日本に寄付し、さまざまな支援を行ってくれた、多くの日本人は「311の恩を忘れない(勿忘311恩情)」としています。

 

  また日本と台湾は正式な国交は無いものの、 人道的交流や人的交流など様々な分野で協力関係を続けています。

 

  台湾はアストラゼネカ社やモデルナ社などに1200万回分のワクチンを発注していますが、「中国からの妨害があって契約がまとまらない(台湾·蔡英文総統)」という状況が続いていたため、日本とアメリカがワクチン支援を決定しました。

 

  64日に日本から124万回分のアストロゼネカワクチンが、620日にアメリカから250万回分のモデルナワクチンが、台湾に到着しています。

f:id:deepredrose:20210628170825j:plain

蔡英文台湾総統のツイート

 

  今回提供が決まった100万回分とあわせて、合計494万回分(247万人分)のワクチンが台湾で接種されることになります。台湾人口2,360万人の約10%に過ぎませんが、疫病蔓延に苦しむ台湾の人たちの助けになってくれるだろうと思います。

 

  4日に日本から送ったワクチンはすでに接種が始まっており、アメリカからのワクチンは来週から接種開始とのことです。

 

  台湾の疫病対策本部は、世界的に発生している変異株に対応して、27日から台湾に入国する人のうち、過去14日以内に以下の7カ国への渡航歴がある人は、集中診療所に滞在し、検疫終了時にPCR検査を受けることを義務付けています。

 

  インド、イスラエル、イギリス、インドネシアバングラデシュ、ペルーのデルタ変異株が流行する6カ国と、ガンマ変異株が猛威を振るうブラジルを合わせた7カ国が対象国です。

 

  中国メディアが副反応で血栓ができやすくなり、欧州では使用禁止にする国もあることを例に挙げ、「日本は12千万回分のアストロゼネカ製ワクチンの調達契約を締結しているが、副反応が怖くて自国民に使いたくないので台湾に供与するに過ぎない」と批判していますが、『余計なお世話』ですから、「内政干渉するな」と言い返しましょう。

 

  また、甘粕代三なる人物が「日本が台湾に送ったワクチンで大量死」なる記事を書いていますが、完全な捏造記事です。騙されない様にしましょう。

news.yahoo.co.jp

www.youtube.com

  甘粕代三氏は中国の国費で2年間中国留学を経験しているそうですが、その時に「日本の漢奸」として洗脳されてしまったのでしょう。ハニートラップにでもかかったのかもしれません

 

f:id:deepredrose:20210628171106j:plain

ワクチン

  台湾に端を発した日本のワクチン外交ですが、 71日からは、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムに、それぞれ約100万回分のアストロゼネかワクチンを提供する予定だそうです。

 

  提供数量も提供国数も中国のワクチン外交には及びませんが、ワクチン不足に悩んでいるほとんどの国にとって、日米中のワクチン提供競争は大歓迎でしょう。日本国民としては日本政府のワクチン外交を支持し応援したいと思います。

 

[あわせて読みたい記事]

deepredrose.hatenablog.com

deepredrose.hatenablog.com

 

参考記事

<rfi>日本宣布追加捐赠台湾100万剂AZ疫苗

http*://bit.ly/3h1oUOu