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米軍機がまたもや台湾へ飛来 中国国防部が「許可なく領空に入った」と非難

米軍のC-146A715日午前930分に台北松山空港に到着し、たった36分後の106分に台湾を飛び立ちました。 台湾空軍司令部は、同機の関係者とは接触していないことを強調し、中国国防部は「許可なく領空に入った」と非難しました。

 

 

  台湾メディアの中央通訊社の記事から。

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台湾松山空港に着陸するC-146A

  米軍のC-146A15日朝に、沖縄の嘉手納基地を飛び立ち、午前930分に台北松山空港に着陸、台湾側の誘導で飛行場内に一時駐機した後、午前106分頃に松山空港を飛び立ちました。

 

  米軍機はたった36分間の台湾滞在で、疾風の如く飛び去って行きましたが、その目的は明らかにされておらず、台湾空軍司令部は、同機の関係者とは接触していないことを強調しています。

 

  台湾を自国の一部と主張する中国は、「台湾は中国の神聖で不可分な領土の一部である。 我が国の領土に着陸する外国の航空機は、中華人民共和国政府の許可を得なければならず、外国の船舶や航空機が我が国の領空に侵入した場合には、重大な結果を招くことになる」としています。

 

  中国国防部の吳謙報道官は15日の記者会見で、「米側には、火遊びをせず、危険で挑発的な行動を直ちに止め、『台湾独立』の分離主義勢力に誤ったシグナルを放つことを控え、台湾海峡の危険な緊張を悪化させないように言っている」と述べています。

 

  米軍機の台湾訪問に対して、中国国防部が反発するのはこれで2度目です。 前回は66日に、タミー·ダックワース上院議員など3名の上院議員が米軍のC-17輸送機に乗って台湾を訪問し、3時間の滞在中に台湾へのワクチン供与を発表しました。

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6月に台湾訪問した米国上院議員たち

 

  この時は、中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官が、「台湾と米国が接触しても『台湾が中国の一部であるという事実』は変わらない」と述べただけでした。

 

  中国政法大学東アジア研究所の丁樹範名誉教授は、 『一度目は中国が強く抗議しなかったため、二度目の米軍機が台湾に着陸した』と中国は捉えていて、中国は米軍機が台湾に着陸することが 常態化することを恐れていると指摘しています。

 

  台湾で統治権を行使したことのない中国が、「我が領土」「我が領空」に米軍機が着陸したと憤慨して見せることで、米側を牽制しています。

 

 

 

 

  台湾淡江大学戦略研究所の黄介正准教授は、米軍機の台湾訪問は、中国に対する挑発行為ではないと見ています。

 

  「1回目は3時間という非常に短い滞在期間で、2回目は台湾軍との接触がありませんでした。そしてバイデン政権のアジア政策を統括するカート·キャンベル·インド太平洋調整官は、台湾独立は支持しないと述べ、『一つの中国』政策を再確認する立場を打ち出しています。」

 

 

  中国側の反応については、台湾国防委員会国防戦略資源研究所の蘇紫雲所長は、中国共産党と中国人民軍の伝統である「軍事3割、政治7割」の対応であると指摘しました。

 

  中国政府が本当に軍事行動で対応するかどうかについては、蘇紫雲所長は、短期的には台湾海峡で大規模な紛争が発生するリスクはないと見ています。

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C-146A

  なぜなら、中国の対台湾軍事行動が失敗した場合、台湾が中国本土との「関係」から正式に離脱する事を意味しており、それは中国共産党にとって大きなリスクだからだと、蘇紫雲所長は指摘しています。

 

 

  台湾をめぐる米中のせめぎ合いが続きますが、隣国の日本国民としては、有事の際の準備をしながらも、平和解決を祈りたいと思います。

 

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参考記事

<中央通訊社>北京批評美軍機來台 學者:三分軍事七分政治

http*://bit.ly/3xOUdlw

<自由亜州電台>美军机再次快闪抵台 中国国防部称未经准许进入领空

http*://bit.ly/3hJum9b