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米国、アフガニスタンからの撤退に民間機利用

米国国防総省は、アメリカ人とアフガニスタン人がカブールを離れるのを助けるために、アメリカの航空会社6社の民間旅客機18機を発進させました。米国が軍の支援に民間機を利用するのは稀で、過去30年間で3回目です。

 

  米国政府が運営する国営メディアの美國之音の記事より。

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カブール空港で避難活動をする米軍兵士

  ブリンケン米国務長官は、アメリカ人とアフガニスタン人の避難グループは延60機の飛行機でカブール空港を出発し、その多くは中東諸国に向かったと語っています。

 

  これらのアフガニスタン人は、20年に及ぶアフガン戦争でアメリカ人を助けていました。

 

  ホワイトハウスの関係者によると、米国は7月末からは合計30,000人を避難させ、そのうち25,100人は先週1週間で避難させました。

 

  サリバン米国家安全保障担当顧問は、「米軍は、多数のアメリカ人が空港を安全に通過する能力を確保している。」と語っています。

 

 

  さらにサリバン氏は、「現在、私たちは国を離れようとする群衆をコントロールするのに十分な地上力を持っていると信じています。」とも述べています。

 

  バイデン大統領、毎日、空港やペンタゴンなどの軍司令官に、追加の資源や部隊が必要かどうかを尋ねていると、サリバン氏は述べています。

 

  サリバン氏は、「アメリカ人が空港に行くのを妨げられたり、出国を妨げられたり、我々の活動が中断されたり、何らかの形で避難が妨げられたりした場合、我々はタリバンに、迅速で強固な対応をすると説明している」と述べています。

 

  アフガニスタン国外への避難は、カブール空港で行われていますが、ホテルに滞在していた169人の米国人を、3機の軍用ヘリコプターを投入して救出しました。

 

  ブリンケン米国務長官は、「米国人を危機から救うために必要なあらゆる手段を講じる 。」と宣言しました。

 

  ブリンケン米国務長官は、タリバンがアフガン政府を急速に乗っ取ったことについて、「何が違っていたのか、どんな教訓が得られるのかを判断する時間は十分にある。」と述べています。

 

  しかし、「アフガン政府が崩壊しない、アフガン軍が消滅しないと信じていた」と認めました。

 

  7月にバイデン大統領は、タリバンが突然支配権を握る可能性は、極めて低いとの認識を示していました。

 

 

  米国は、アフガニスタン政府の不甲斐なさと、タリバン軍の侵攻の速さを見誤り、民間人の避難に軍用機だけでは足らずに、民間機の利用に追い込まれました。

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カブール空港で避難活動をする米軍兵士

 

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参考記事

<美國之音>美国从阿富汗撤出另外7400

http*://bit.ly/3goKewx