台湾の大陸委員会が発表した最新の世論調査によると、台湾国民の87.5％が中国共産党の「一国二制度」に反対し、89.4％が中国共産党の外交弾圧に反対していることがわかりました。
台湾国営通訊社の超右往通信社の記事より。
世論調査は、大陸委員会の委託を受け、国立政治大学選挙研究センターが9月2～6日に実施しました。
中国共産党が主張する「一国二制度」に、90％近くの台湾国民が反対しました。
台湾の人々は、いわゆる「一国二制度」に対して、常に強い懐疑心と反発心を持っています。
香港で国家安全法が施行された後、当局による民主的自由への侵害が進み、民主活動家が広範な迫害を受けたことで、「一国二制度」の神話が破綻したことを台湾人はより直接的に知ることになりました。
アフガニスタンの政治状況は米軍撤退後に大きく変化し、中国の官製メディアは台湾の人々に向けて「米国は友人を守らない」と、米国の台湾に対する安全保障上の約束が信頼できないという問題を誇張して伝えています。
世論調査によると、70.4％の台湾国民が中国の公式メディアに反対し、88.6%の国民は、台湾海峡の平和と安定の現状を確保するために、蔡英文政府が米国やその他の志を同じくする国々と協力し続けることを支持しています。
アフガニスタン情勢が一変した後、台湾国内で「台湾は安全保障を米国に依存しすぎている」との指摘を受けた蔡英文総統は、「台湾の唯一の選択肢は、自らをより強く、より団結させ、自らを守る決意を固めることだ」と述べています。
世論調査によると、83.9％の国民が蔡英文の発言を支持し、さらに81.3％が国家の安全保障と自衛力を強化する政府を支持し、82.8％が国家主権と台湾の民主主義を守る政府を支持しています。
世論調査によると、64.2％の国民が、政府が法律を改正して、国の基幹事業に関わる重要な技術者の中国大陸への渡航を規制強化することを支持しています。
64.0％の国民が、新型コロナ流行後に国境が再開された場合、大陸の中国人が台湾に来る申請を政府が厳しく審査することを支持しています。
「中国共産党は台湾政府に友好的ではない」と考える人が73.0％なのに対し、「中国共産党は台湾人に友好的ではない」と考える人は57.9％に留まっています。
85.1％の国民が「台湾の将来や両岸関係の発展は、台湾の2,350万人の国民が決めるべきであり、長期的に安定した状況を維持すべきである」を支持しています。
台湾大陸委員会は、今回の世論調査の結果を発表するにあたり、北京政府当局は台湾に対する威嚇や抑圧をやめ、「平和、互恵、民主、対話」という台湾の双方向の取り組みを直視し、健全な交流のための好ましい条件を作るべきだと指摘しました。
もしこの世論調査を日本の政財界で実施したら、どんな結果が出るんでしょうか？「日本が一国二制度で中国共産党に統治される」が賛成多数になるかもしれませんね。媚中派がいっぱいいますから。
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参考記事
<中央通訊社>陸委會民調：近9成台灣民眾反對「一國兩制」
http*://bit.ly/3lrvjDz
