日本や欧米での検疫解除の動きとは対照的に、中国では過去一定期間に海外からの渡航者によって各地で局所的な流行が発生したため、最近では多くの地域で防疫対策がエスカレートしています。
アメリカに拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。
広州市は15日、到着したすべての外国人に「14日間の集中検疫+7日間の自宅検疫+7日間の自己健康監視」を課すと発表しました。
つまり、広州に入国するすべての人は、これから21日間隔離されなければならないのです。
北京も「14+7+7」対策を実施しています。
深圳は10月23日、香港・マカオを除く海外からの入国者に対して、14日間の集中検疫+7日間の厳しい家庭衛生監視を実施すると発表しました。
上海では現在、渡航者を対象に、14日間の集中隔離・観察プログラムと7日間の地域医療監視プログラムを実施しています。
現在、中国で「14+7+7」を実施しているのは、重慶市、安徽省、湖南省などと言われています。 場所によっては、「21+7」や「14+14」という厳しい防疫対策が実施されています。
国慶節休暇(10月1日~7日)以後、中国国内の少なくとも21の省に新型コロナの発生が広がっています。
中国国家衛生健康委員会の発表によると、15日24時現在、中国国内では重症患者20名を含む1,295名の感染が確認され、44,312名の濃厚接触者が医学的観察を受けているとのことです。
広州市新型コロナウイルス肺炎流行防止管理司令部が15日に発表した通達によると、広州市は中国国外からだけでなく、省外からの流入者にも「水際対策」を行うとのことです。
この通達によると、中国の高リスク地域に居住歴のある者は、広州に到着した時点で「14日間の中央隔離」と「5回のPCR検査」を受けなければならず、中リスク地域に居住歴のある者は、同期間中に「14日間の家庭隔離」と「5回のPCR検査」を受けなければならないとしています。
北京日報によると、11月16日現在、中国には8つの高リスク地域と102の中リスク地域が存在しています。
北京市は、17日の午後0時から、中国全土から48時間以内に北京に入境(帰着)するためには、PCR検査の陰性証明書と「北京健康管理」のグリーンコードが必要になると発表しました。
中国は冬季五輪を成功させるために、新型コロナ抑制に必死です。
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参考記事
<世界新聞網>严防冬季疫情 广州宣布入境实施「14+7+7」隔离管制
http*://bit.ly/3qKzFKn