中国のテニス選手である彭帅(Peng Shuai、ほうすい)さんが、中国共産党元高官からの性的暴行を告発した後、彼女の身の安否は世界的な関心を集めています。国際オリンピック委員会(IOC)の関係者は、2022北京冬季五輪の開催地である中国に、IOCが厳しい態度を取らざるを得なくなる可能性を示唆しました。
米国政府系の国際メディア自由亜州電台の記事より。
国際オリンピック委員会(IOC)のシニアメンバーであるディック・パウンド氏は、2022年の北京冬季オリンピックの開催地である中国に対して、IOCが厳しい態度を取らざるを得なくなる可能性を示唆しています。
彭帅事件に対する世界の怒りの波が、来年2月の北京での冬季五輪開催を妨げることはないかもしれないが、パウンド氏はその可能性を完全には否定しませんでした。
海外メディアでは、彭帅さんの性的暴行事件が発覚して以来、彼女の行方がわからず、安否が懸念されています。
パウンド氏は、彭帅さんの苦難に対する世界的な怒りによって、IOCは中国の人権迫害について責任を負わなければならなくなるかもしれないと語っています。
IOC委員を最も長く務めているパウンド氏は、「すぐに賢明な方法で解決しなければ、手に負えなくなる可能性がある 」と語っており、IOCは厳しい姿勢で臨まざるを得なくなる可能性があるといいます。
パウンド氏は、「北京冬季五輪中止の掛け声にまでエスカレートするかどうかは疑問だが、そういうことが無いとも言えない 」と語っています。
世界的テニスプレイヤー彭帅さんの事件は、日本でも大々的に報じられていますので、知らない人はいないと思います。
彭帅さんはどこにいるのか?すでに処刑されてしまったのでは?と言うのが、世界的な関心になっています。
彭帅さん本人の『自筆のメッセージ』が公表されたり、彼女が自宅でくつろぐ写真が公開されたり、環球時報の名物編集長の胡錫進が『彭帅はまもなく元気な姿を見せる』とツイートしたりしても、世界は懐疑的にみています。
私の意見でしかありませんが、彭帅さんは洗脳専門の精神病院で洗脳中だと思います。
また、彭帅さんに告発された張高麗元副首相が、罪に問われることはないでしょう。
張高麗元副首相は2012年~18年まで党中央政治局常務委員・国務院副首相を務めた高官です。
党中央政治局常務委員は、中国共産党9000万党員のトップの地位にあり、7名で構成されることから『チャイナセブン』と呼ばれる権力者で、習近平や李克強もチャイナセブンの一員です。
チャイナセブンは、『たとえ殺人を犯しても罪に問われない』と言われるほど、治外法権に置かれた権力者です。
チャイナセブンの一員だった張高麗元副首相が、彭帅さんに告発されたからといって罪に問われるはずもなく、むしろ告発そのものが無かったことにするのが普通です。
そのためには彭帅さん本人に、「あの告発は間違いだった」とか「アカウントを乗っ取られた」などと言わせ、告発そのものを無かったことにする必要があります。
そのために、彭帅さんを洗脳しなくてはいけませんので、洗脳専門の精神病院で洗脳中だと推測しています。
洗脳だけでなく、彭帅さんの両親や親族を人質にとって、彭帅さんに告発を取り下げさせようとしていると思います。
環球時報の胡錫進編集長が『彭帅はまもなく元気な姿を見せる』とツイートしたことは、彭帅さんの洗脳がうまくいっている事を意味しているのではないでしょうか。
近い将来に、彭帅さんはCCTV(中国中央電視台)に、『元気な姿』で現れ、会見を開くでしょう。
参考記事
<自由亜州電台>彭帅事件冲击北京冬奥?国际奥委会可能转对中国强硬
http*://bit.ly/3kXWYg9
<rfi>胡锡进最新推文称 彭帅在北京与教练友人餐叙
http*://bit.ly/3xbhhvw
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