黄大仙の blog

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米国、中国半導体最大手SMICへの制裁を強化へ 中国外交部『深刻な懸念』を強調

米国政府が中国の半導体メーカーのSMICに対して、より厳しい制裁を科すことを検討していると伝えられました。 これに対し、中国外交部の趙立堅報道官は15日、「中国はこの報道を深刻に懸念している。中国はこれまで同様、企業の合法的な権益を断固として守る」と強調しました。

 

  米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。

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米国の動きに動揺を隠せない趙立堅報道官

 

  近く米国国家安全保障会議が開催され、中国最大のファウンドリーであるSMICに対し、先端技術へのアクセスを制限する厳しい制裁を課すことを議論すると伝えられました。

 

  趙立堅報道官は、「中国はこの報道を深刻に懸念している。 米国側の個々の政治家は、技術と経済貿易問題を政治化しており、市場経済と公正競争の原則に反し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全を損ない、国際貿易ルールを損なう恐れがあるだけで、これは他人と自分に不利益をもたらす典型的な政治工作である」と述べています。

 

  趙立堅報道官は続けて、「我々は米国側の一部の人々に、冷戦の考え方とイデオロギーの偏りを捨て、国家権力を乱用して中国の特定地域と企業を不当に弾圧することをやめ、市場経済の原則と国際貿易ルールに反する行為をやめるよう忠告する。中国はこれまで通り、中国企業の正当で正しい権利と利益を断固として守る。」と述べました。

 

 

  バイデン米政権は、中国最大の半導体ファウンドリーであるSMICに対して、米国の高度な技術へのアクセスを制限する取り組みを強化することを検討しているとブルームバーグ15日に伝えました。

 

  検討中の提案はSMICへの輸出に対する規則を厳格化する内容で、アプライド・マテリアルズなどがSMIC半導体製造装置を供給することが厳しく制限されます。

 

  現行の規則では、高度の半導体製造に『独自に必要な』機器の輸出禁止を明記していますが、これを『使用可能な』に変更することが提案されており、それほど高度でない電子部品の製造に使われる装置も制限対象に含まれるようになります。

 

 

  趙立堅報道官が必死で悪態をついているのも、米国の処置が中国にとっては痛手になるからですね。

 

参考記事

<世界新聞網>美国拟加码制裁中芯 中国外交部:严重关切

http*://bit.ly/3IVHqnc