黄大仙の blog

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米政府の外交ボイコット宣言後、中国政府に米国政府関係者のビザを申請 その後米政府は北京冬季五輪の外交ボイコットを再度表明

ややこしい話ですが、12月初に米国政府が北京五輪の外交的ボイコットを宣言した後、中国政府が米国政府関係者から大会期間中の訪中ビザ申請を受理したことを発表し、笑いものにしました。その後米国政府はこれに反論し、再度外交的ボイコットを宣言しました。

  米国政府が運営する国営放送の美国之音の記事より。 

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米国は北京冬季五輪の外交ボイコットを宣言

  米国政府は126日に、今月6日、中国の新疆ウイグル自治区などでの人権状況を理由に、来年の北京冬季五輪に、政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を行うと発表しました。

 

  一方27日に中国外交部の趙立堅報道官は、米国政府が国務省国防総省など18人の政府関係者の北京冬季五輪出席のためのビザ申請を確認したと発表しました。

 

  趙立堅報道官は、「米国政府は政治工作のために、北京冬季五輪に外交官や公式代表を招待されても派遣しないという茶番劇を自ら演じた」と付け加えました。 

 

  趙立堅報道官は続けて、「米国側が政府関係者を中国に派遣し、ビザを申請することについては、中国側は国際慣行、関連規定、相互主義の原則に従って処理する。」と述べています。

 

  中国外交部の発表直後に、米国国家安全保障会議は、今月初めに発表した米国政府の立場は変わらないと声明を出しました。

 

  声明では、「今月初めに発表した我々の立場に変わりはなく、今後も変わりはない。 中華政府が新疆で現在行っている大量虐殺や人権侵害に鑑み、我々はいかなる外交的、公的な代理人も持たない。」と述べています。

 

  声明は続けて、「選手、コーチ、スタッフらの安全を確保するための領事業務などを行う要員であり、米国政府の外交的な代表には当たらない」と述べています。

 

  北京冬季五輪の外交ボイコットは、米国では超党派の支持を得ています。

 

  人権活動家や一部の議員からは、選手ボイコットやスポンサーボイコットなど、北京冬季五輪の全面的ボイコットを求める声が上がっていますが、バイデン政権が発表した外交ボイコットでは、米国選手には影響がなく、政府は選手を全面的に支援するとしています。

 

  北京冬季オリンピック24日から20日まで、北京冬季パラリンピック34日から13日まで開催される予定です。

 

  アスリートの方々には、政治的状況には関係なく、力を発揮してほしいですね。羽生結弦選手の演技の後にはプーさんのぬいぐるみを山のように放り投げましょう。

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羽生結弦選手演技後のプーさんシャワー 北京でも見られるかな?

参考記事

<美國之音>北京证实收到美政府官员签证申请后 宫重申外交抵制北京冬奥会

http*://bit.ly/3EAAwR9