陝西省西安市では12月9日以降3週間足らずで、新型コロナの感染者が1000人余りに拡大し、西安市当局は12月27日に予防管理のレベルを上げ、最も厳しい社会管理措置をとると発表しました。
米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。
西安市公安局の通告によると、12月27日午前0時から、西安市は予防管理のレベルをさらに高め、市民はPCR検査に参加する以外は自宅から外に出内容求めています。
通告では、市民は防疫・公安関係者に積極的に協力し、集中隔離、緊急管理などの措置を実施するよう求めています。
もし市民が、協力を拒み、調査員に真実を隠し、事実を偽り、故意に隠し、調査業務を拒否、妨害し、感染症の拡大または拡大の危険性を引き起こした場合、最大10日間の行政拘留と罰金を科するとしています。
通告が出されると、インターネット上では「西安の公安部門は市内の主要な通りに戒厳令を敷いている」「食料が手に入らない」「警察官が市内で徘徊者に対して厳しいチェックと逮捕を行っている」などの噂が流れました。
西安市インターネットセンターは、市民の間に不安を与えたこれらの情報が噂に過ぎないことを確認したと報告し、西安市政府は直ちに複数のプラットフォームから噂を払拭するよう要請しました。
中国メディアの報道によると、一度は禁止された「2日に1度各家庭1人ずつ食料を買いに行く」仕組みは再開されたとしています。
同時に、大手ECプラットフォームにも大量の物資需要が殺到し、食料品や物資の価格が上昇し、この機会に商店が価格をつり上げたという一般人の報告が相次ぎました。
西安市市場監督局は27日に京東、美団など20以上のプラットフォームを直接聴取し、政府の封鎖政策に協力するよう命令、価格の沈静化と物流の円滑化を義務付け、事態の収拾に動きました。
中国の公式発表では新規感染者のほとんどが西安市に集中しており、来年の北京冬季五輪に向けて、国境封鎖などを通じコロナ感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」戦略を続けています。
北京冬季五輪は来年2月4日に開幕する予定です。
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参考記事
<世界新聞網>累计破800例 西安当局:没戒严 路上抓人是谣言
http*://bit.ly/3exYJNj