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サムズクラブが新疆製品を棚から撤去  中国共産党中央規律検査委員会:激しく非難

米小売大手ウォルマートと系列の会員制スーパーのサムズ・クラブは最近、新疆の商品をすべて棚から撤去しました。中国共産党汚職監視機関である中央規律検査委員会は、ホームページ上で「愚かで短絡的」などと激しく非難しました。


 

  中国国内メディアの百度新聞(日本のYahoo News)に掲載された記事より。

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サムズクラブは新疆製品を撤去

  北京時間の1231日に、中国共産党中央規律検査委員会国家監察委員会のホームページに、「正当な理由なく、ある地域のすべての製品を撤去することは、愚かさと短絡的な考えを明らかにし、必ず悪い結果につながる」という記事が掲載されました。

 

  記事では、「サムズ・クラブは、中国初の高級有料会員制小売店として、25年間中国市場でお金を稼いでいるが、裏では中国とその国民が生産した製品をボイコットする意地悪な手段をとっている。」と述べています。

 

  続けて、「このような『食べて鍋を叩く』行動は、正常な行為に反していると同時に、中国の消費者の憤慨と不買運動を引き起こした。」と非難しています。

 

  記事では、「新疆製品のボイコットは、欧米の反中国勢力が繰り出すもう一つの「カード」であり、失敗に終わる運命にある」と指摘しています。

 

  「H&Mの新疆綿のボイコット、インテルの新疆強制労働製品の禁止、そして今回のサムズクラブの新疆製品の棚からの撤去など、かつては政治的干渉を受けないことを誇ったこれらの欧米企業は、今では自らの行動で自らの顔を叩いているのである。」

 

  「 新疆の経済発展と社会の安定は世界的に認められており、すべての民族の人々が平和で幸せに暮らし、働いていることは誰の目にも明らかである」

 

  「 米国側は新疆問題を利用して風説の流布やトラブルの発生を繰り返し、人権を口実にした政治工作や経済的いじめを行い、新疆の繁栄と安定を損ない、中国の発展を阻害しようとしているのである。」

 

  「中国はウォルマートにとって世界で2番目に大きな市場であり、中国市場で確固たる地位を築くためには、中国の原則的立場を尊重し、中国の人々の気持ちを尊重しなければならない」

 

  「そうでなければ、中国国民と中国の消費者は、現実的な行動でしっかりと対応することになる。」

 

 

  中国の一部ネットユーザーが、サムズクラブアプリで「新疆」と入力すると、『申し訳ありません、関連する製品は見つかりませんでした』と表示されました。

 

  このユーザーがサムズクラブのカスタマーサービスに問い合わせしてみると、在庫切れで商品が手に入らないので、手に入り次第再出品するとの回答でした。

 

  これに対して中国の消費者は強い不満を表明し、カードを返却するなどの不買運動を行っている、と中央規律検査委員会の記事は述べています。

 

 

  中国中央電視台(CCTV)は、「サムズクラブは法律を尊重し、間違った慣習を正すためにできるだけ早く対応してほしい。中国の消費者の権利や感情が守られ、尊重されないと、サムズクラブが中国で稼ぎ続けることは難しい。」とコメントしています。

 

 

 

  ウォルマートにとって中国は重要な市場で、直近の年間売上高は1143000万ドル。ウェブサイトによると、ウォルマート423店、サムズクラブを36店展開していまう。

 

  ウォルマートチャイナが昨年発表したデータによると、中国国内のサムズクラブの有料会員数は400万人を突破し、会員数は2桁の伸びを記録しています。

 

  会費もレギュラー会員が260(4700)/年、プレミア会員が680(12300)/年と決して安くはありません。

 

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参考記事

<百度新聞>山姆会员店恶意下架新疆产品:原则立场问题不容含糊

http*://bit.ly/3eGEfC3