黄大仙の blog

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昨年第4四半期(10〜12月)の中国のGDP成長率は、ここ1年半で最低を記録 減速続く

中国経済は、不動産市場の低迷、債務制約、厳しいゼロコロナ対策による需要の低迷などが重しとなり、2021年第4四半期のGDP成長率は過去1年半で最も低調となりました。

  米国国営メディアである美国之音の記事より。

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北京でのマンション建設は続く

  17日に発表された中国の昨年第4四半期のGDPが前年同期比わずか4.0%増で、第3四半期の4.9%増より鈍化しました。 これは、2020年第2四半期以降で最も低い成長率です。

 

  昨年の中国のGDPは通年で、8%成長する可能性があり、過去10年で最大の伸びとなりますが、これは2020年が新型コロナウイルスパンデミック下での厳しい都市封鎖により、経済成長のベースが極端に低くかったことが主な原因です。

 

  世界第 2 位の経済大国である中国は、昨年も景気が冷え込んでおり、今年2022年も不動産市場の低迷が続き、中国の一部の都市や地域で伝染力の強いオミクロン株が蔓延するなど、複数の逆風に直面すると思われます。

 

  中国共産党の政策立案者は、今年後半に開催される第20共産党大会を前に、景気の減速の深刻化に歯止めをかけることを誓っています。

 

  中国の中央銀行である中国人民銀行は、より積極的な金利引き下げ策をとるよりも、より多くの緩和策を導入し、場合によっては経済への流動性注入を強化する見込みです。

 

  中国国内のアナリストは、中国中央銀行が銀行準備率1年物貸出プライムレート(基準貸出金利)の引き下げを含む、より緩やかな緩和策を導入する可能性があると予想しています。

 

  中国共産党の政策立案者は、経済に対する財政支援の加速、地方債の特別発行の加速、インフラ投資の活性化、さらなる減税を計画すると公約しています。

 

  フランスの経済アナリストには、中国の一連の経済政策は伝達するまでに時間がかかり、金融・財政緩和の大きな影響は2022年の後半にのみ感じられると思われると分析する人もいます。

 

  中国の2022年の経済成長は先日のブログ記事でもお伝えした通り、ゴールドマンサックスは保5(経済成長率5%の保持)は望み薄で、4.3%程度と予想しています。

deepredrose.hatenablog.com

 

  果たして中国経済運営は、人民を満足させるような成長率を達成できるのでしょうか?

 

  もっとも、どこかの島国のように、コロナ感染流行下で国民が苦しんでいるときに、レジ袋やプラスプーン有料化という実質増税を決めて国民をさらに苦しめたり、隙あらば『コロナ復興増税』を国民に押し付けようと考える愚かな政治家や官僚のいる国とは、中国共産党は違います。

 

  きっと人民の味方である中国共産党は、感染症に打ち勝ち、経済成長を成し遂げてくれることでしょう、知らんけど。


 

参考記事

<美國之音>中国去年第四季度GDP增幅预计为一年半来最慢

https*//bit.ly/3GGi3V3

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