中国科技(シノバック)の孟偉寧副社長は、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対するワクチンを開発中で、5月までに世界中で利用可能になる見込みであることを明らかにしました。
米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。
シノバックの孟偉寧副社長は2月10日に「シノバックはオミクロンのワクチンを開発している。」と発表しました。
「昨年12月に香港大学から該当するウイルス株を入手した後、動物実験の結果は良好で、今月中にいくつかの国で臨床試験を行い、来月には結果が出るので、4月から5月には世界的にワクチンを供給できるようにしたい」
孟偉寧副社長は、シノバックがより広範囲なウイルスに対応する多価ワクチンを開発し、動物実験を行っていることにも言及しています。
シノバックがチリで実施している臨床試験データのよりますと、6歳から11歳の小児に対する2回のワクチン接種による全体の予防率は76%となっています。
シノバックは既に27億回分の新型コロナワクチンを世界中に供給しています。
チリでの臨床データによると、2回のワクチン接種による6~11歳の子供の全体的な防御率は76%となっています。
シノバックでは、更にワクチンの有効性を研究するために、6カ国で6ヶ月から17歳までの子供を9186人募集しています。
ワクチン開発の分野では、日本は完全に中国に遅れをとっていますね。
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参考記事
<世界新聞網>中国科兴研发针对Omicron疫苗 有望5月供应
http*://bit.ly/3HV3AFe