雲南省昆明のバラの価格が上がり続けています。昨年は赤いバラの一束(20本)の卸値は30元(約550円)でしたが、今年は5倍以上の160元(約2900円)と高騰しています。
中国国内メディアの百度新聞に掲載された記事より。
生花の価格は、気候や記念日などの影響を受けています。
雲南省では、今年の秋冬の気温が例年の同時期より低く、氷雪が頻発し、花の生育サイクルが延び、供給量が減少しています。
また、海外からの高級花の輸入が新型コロナの影響で困難となり、国内の中・低価格帯の消費にさらに影響を及ぼしました。
昆明国際花卉競売貿易センターのデータによると、2月5日の取引総数は約411万本で、最高価格はバラ1本で10.41元と、例年の終値小売価格の水準に達しています。
花の値段が高いと敬遠されがちですが、その代わりにドライフラワーのカテゴリーが売り上げを伸ばしています。
このような高値はいつまで続くのでしょうか? 例年のパターンでは、雲南省昆明は3月、4月までには気温が上がり、花の値段が大きく下がるといいます。
99本の赤いバラの花束は現在価格で500~800元(約9000~14000円)と高価ですが、3月14日までには値段が下がりそうにありませんね。
2月14日の情人節に、奥さんに99本のバラの花束を贈って散財した中国男子は、3月14日の情人節も散財確定です。
参考までに、2月14日のバレンタインデーも3月14日のホワイトデーも中国語では情人節(Qing Ren Jie)と呼び、どちらも男性が奥さん(恋人)にプレゼントする日です。
加油! 中国男子!(Jia You! Zhong Guo Nan Zi!)
中国に住んでいた頃は、この時期になると、日本人が余計な習慣を中国に持ち込んだと、同僚から文句を言われておりました。
知らんがな。
参考記事
[原題]<百度新聞>玫瑰价格暴涨!今年买花,“花”得有点多
http*://bit.ly/3Jt8rOG