黄大仙の blog

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中国共産党の軍艦がオーストラリアの哨戒機にレーザーを照射 オーストラリア国防省:重大な安全保障上の事件

オーストラリア国防省は、中国海軍の軍艦が217日にオーストラリアの海上哨戒機にレーザーを照射し、同機の乗員の生命を危険にさらしたと非難する声明を発表しました。

  米国に拠点を置き、中国を含め世界中のニュースを発信する中国語メディアの希望之声の記事より。

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海の安全を守るためオーストラリア上空を飛行する哨戒機

  声明によると、オーストラリアのP-8ポセイドン機が217日にオーストラリア北部上空を飛行中、中国海軍の軍艦が同機に向けてレーザーを発射しました。

 

  中国の軍艦は、トーレス海峡を通過する別の中国船を護衛しており、 両船はその後、オーストラリア東部のコーラル海を航行しました。

 

  オーストラリア国防省は、「中国共産党の軍艦が航空機にレーザーを照射した事件は深刻な安全上の問題であり、この攻撃的な軍事行動を強く非難する」と述べています。

 

  航空機にレーザーを照射することは、パイロットに怪我を負わせたり、短時間でも目が見えなくなり、特に航空機の離着陸時に安全上の危険をもたらす可能性があるため、非常に危険です。

  

  2020年に米軍は、中国海軍が太平洋上で米軍の哨戒機にレーザーを照射したと非難していましたが、中国側は、同機が再三の警告にもかかわらず自国の軍艦の周りを低空で旋回していたと否定しています。

 

  2019年、オーストラリア海軍のヘリコプターが南シナ海でレーザー照射を受け、結局、慎重を期して強制着陸を余儀なくされました。

 

  2018年、アフリカ・ジブチの中国軍基地で米軍機に対して高出力レーザーが使用され、米軍パイロット2人が負傷した問題で、米政府は中国当局に正式な提訴を行いました。

 

  2018年には韓国海軍の艦船が、能登半島沖の日本海において日本の海上自衛隊P1哨戒機にレーザー照射する軍事挑発事件も起きています。

 

  加害者側は軽い気持ちでレーザーを照射しているのかも知れませんが、軍事的に緊張する南シナ海東シナ海でこんなことをすれば、思わぬ軍事衝突につながりかねません。

 

 

  中国軍機に台湾軍がレーザー照射したら中国はヘラヘラ笑って済ますのでしょうか?

参考記事

<希望之声>中共战舰用激光照射澳巡逻机 澳国防部:严重安全事件

https*//bit.ly/3I4Jmcr