黄大仙の blog

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ポンペオの台湾訪問が停電に見舞われる:交通遮断、生中継も中止

米国のマイク・ポンペオ前国務長官が、33日から4日間の台湾訪問を開始しました。蔡英文台湾総統との会談は、突然台湾全土を襲った停電に見舞われ、予定されていた生中継が中止されました。中国外交部汪文斌報道官の反応は?

  中国国内メディアの百度新聞に掲載された記事より。

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ポンペオ前国務長官蔡英文台湾総統との会談

  33日に台湾では何の前触れもなく大規模な停電が発生しました。台湾電力総公司の初期調査では、興達発電所の年次点検の際の人為的なミスが事故の原因であると結論づけられました。

 

  台湾のメディアによると、台北仁愛路、信義路、林森南路の道路区間はいずれも信号が点灯せずに渋滞が発生し、 警察官の手動操作によって、ポンペオ米国前国務長官の移動を誘導することになりました。

 

  ポンペオ前国務長官3日午前に蔡英文台湾総統と会談し、会談の様子は、蔡英文Facebookでライブ中継する予定でしたが、台湾全土での停電によって中継は中止となりました。

 

  アクシデントの中で始まったポンペオ・蔡英文会談では、蔡英文総統は、ウクライナ情勢に関して台湾がロシア制裁に参加しているとし、アメリカと台湾とのさらなる協調を訴えました。

 

  ポンペオ氏は、「米国がこれからも台湾とともに歩み続けるだろう。」と答えました。

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アクシデントはありましたが、会談は成功しました

  ポンペオ氏は、「過去に自由が当然視されていたとしても、最近ヨーロッパで起きたことを見れば、自由は平和を愛する人々が一貫して共に働くことによって維持されなければならないことは明らかだ」と強調しました。

 

  ポンペオ氏は、国務長官在任中に台湾との交流制限を解除し、台湾と米国との高官訪問を促進しました。

 

  ポンペオ氏は、台湾と米国の利益にもつながるものであり、二国間関係を今後も深めていくことにつながると繰り返し述べています。

 

 

  ポンペオ・蔡英文会談の前日の2日には、バイデン米国大統領の特使として米軍制服組元トップのマイケル・マレン氏率いる代表団が蔡英文総統と会談しています。

 

  台湾国軍は、2日午後10時ごろ、台湾東部の離島・蘭嶼の南東50カイリ(約93キロ)の地点に現れ、3日午前8時ごろには蘭嶼の南東80カイリ(約150キロ)地点に移動し、バシー海峡に入ったと発表しました。

 

  台湾海軍は3日、台湾周辺海域を出入りする艦船について、国軍は全行程を把握していると説明しています。

 

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中国外交部の反応は鈍い

  中国外交部の王文斌報道官は3日の記者会見で、「ポンペオの行動は恥知らずであり、無益に決まっている」とだけ論評しました。

 

 

  米国と台湾との友好関係には、中国はチラ見しながら反応しています。

参考文献

<百度新聞>蓬佩奥窜访台湾遭遇大停电:被堵路上 直播取消

https*//bit.ly/3tyLZx0

<百度新聞>蓬佩奥呼吁美国立即外交承台湾,外交部:狂言

http*://bit.ly/3pFVysO