ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナへの侵略を開始し、大規模な人道的災害を引き起こしています。海外メディアはプーチン大統領が健康問題で侵略を中止せざるを得なくなるのではないかと、5つの兆候をあげて推測しています。
米国に拠点を置く中国語放送で、中国向け短波放送も行う希望之声の記事より。
英紙The Daily Telegraphは、プーチン大統領が本当に病気である可能性があると、5つの証拠を示す記事を掲載しました。
まず第一に、プーチン大統領の顔や首が腫れていることから、ステロイドを使用しているのではないかと推測されます。ステロイドの大量摂取は副作用で、気分や行動の変化が引き起こされているのではないかとの推測が飛び交っています。
第二に、プーチンが会議で過度に長いテーブルを繰り返し使用することから、何らかの病気で免疫力が低下しているのではないかと推測されることです。
ステロイドの副作用でも免疫力が低下しますが、免疫力が低下した人は深刻な感染症にかかるリスクが高く、プーチン大統領がすでに病気であれば、病気に対して細心の注意を払うのは理にかなっているという連想が働きます。
第三に、米国共和党のマルコ・ルビオ上院議員(共和党)が最近、プーチン大統領には「何か問題がある」、「神経学的あるいは身体的な健康問題があるようだ」と述べたことです。
ルビオ上院議員は、機密情報にアクセスすることができる上院情報委員会の上級共和党員であって、ネット上の陰謀論者ではありません。
第四に、モスクワ国立国際関係研究所の元歴史学者ヴァレリー・ソロヴェイ氏が2020年11月に、プーチン大統領は手足が痙攣しており、パーキンソン病か癌である可能性があると暴露したことです。
第五に、領土併合のタイムテーブルが急に加速したことが、プーチン大統領の健康に問題があることの証左そのものであると推測されること。
また、台湾メディアの民視新聞台によりますと、プーチン大統領は歩くとき左腕だけをテンポよく振り、右腕はいつも硬くまっすぐにしており、脳卒中やパーキンソン病の疑いがあるとの声もあると報じています。
プーチン大統領がパーキンソン病ではないかとする節には、異論を唱える識者もいます。
オランダのラドバウド大学ナイメーヘン校メディカルセンタの神経学教授であるバスティアーン・ブローム氏は、プーチンの姿勢は、過去にKGBで長い訓練を受けたことによる「行動適応」の結果ではないか、と考えています。
ブローム教授は、KGBの訓練マニュアルを研究し、KGBの諜報員は歩き方の心得として、「右手に持った銃を胸の近くに引き寄せたまま、体の左側を進行方向に少し向けた状態で前進せよ」とあるのを見つけました。敵が襲ってきた時、素早く銃を抜けるようにするためです。
このため、プーチン大統領の歩き方を見て病気説を唱えるのは、適当ではないと、ブローム教授は主張しています。
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多くのマスコミ、軍事専門家やロシア専門家が予測を外した、ロシアによるウクライナ侵略戦争ですが、「プーチン大統領病気説」を流布することで、『自分達が予想を外したのは、分析力が足りなかったからじゃない』と言いたいのでしょう。
私の知る限りでは、「北京オリンピック終了後にロシアはウクライナに侵攻する」と言い続けていたのは、筑波大学の中村逸郎教授だけでしたね。
中村逸郎教授は、奇抜な言動をすることもあるので、コメディアン系学者のように扱われますが、分析力は一流です。
参考記事
<希望之声>普京惊爆健康问题 外媒开列5大信号
http*://bit.ly/3tNveOJ