仕事帰りに友人と火鍋レストランで食事をしていた、河南省鄭州市に住む王さんは、食事を終えて支払い中に店員から「このレストランに来た客で、無症状の新型コロナ感染者が確認されたので、すぐに店を閉鎖する」と告げられそのまま店内に取り残されることになってしまいました。
米国に拠点を置く、世界中の華人向けに中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを報じる世界新聞網の記事より。
王さんは隔離の通知を受ける約1分前に、友人と支払いを済ませて帰るつもりだったといいます。
友人はすでに店を出ており隔離を免れましたが、取り残された王さんは、他の40人ほどの客や10数人の店員と一緒に店内に隔離されることになりました。
幸運なことに、店のオーナーが気前の良い人で、閉鎖されている間、店内に残された人たちに鍋の食べ放題でもてなしてくれました。
王さんもSNSに「肉を食べるしかすることがないけど、もうこれ以上本当に食べられない」と投稿しました。
王さんの話題は19日の微博で2大人気となり、「客の衣食住に配慮した最高のレストランだ」と称賛の声が上がりました。
中国のゼロコロナ政策は厳格に行われており、ショッピングモールで感染者が確認されたときには、即時モールが閉鎖され、買い物中の客や店員がモール内に閉じ込められることが頻繁に起きています。
王さんの場合も、たった1分店を出るのが遅れただけで、店内に隔離されることになってしまいましたが、「鍋の食べ放題」をご馳走になることができ、これは幸運と呼べるのでしょうね。
参考記事
<世界新聞網>晚走1分钟 女被迫在火锅店隔离 免费大吃
http*://bit.ly/3ItDRn1
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