中国・福建省の永安天宝岩国家自然保護区で、新種の昆虫が発見されました。この新種の発見は、動物分類学の主要な国際学術誌である『ZOOTAXA』にも論文として発表されました。
『天宝岩膨脚扇形虫』と命名された新種の昆虫は、昆虫目ハムシ科の昆虫で、体長は約16mm、扁平な形状をしており、雌は黒色、雄は黒褐色です。
頭部は小さく、前胸部に密に付着しています。 口器はよく発達し、上あごも大きく、触角は11節で、前胸部の背板はよく発達しています。
成虫は夜間は木の幹で活動し、昼間は木の下や樹皮の中に隠れているので、見つけるのは困難です。
天宝岩膨脚扇形虫は、福建省天宝岩管理局が『天宝岩国家自然保護区昆虫多様性調査』という科学研究プロジェクトの過程で発見し、命名しました。
福建省の天宝岩国家自然保護区は森林植生が豊かで、多くの野生動物が生息しています。
『天宝岩膨脚扇形虫』の発見は、中国の自然保護区における昆虫の豊かさと多様性を反映しており、天宝岩国家自然保護区の自然保護に対する長期的な取り組みの優れた成果を浮き彫りにしています。
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昆虫はあまり詳しくないのですが、新種発見のニュースのはワクワクします。手付かずの自然も残る中国ですから、まだいろんな生き物が発見されずにいるのでしょう。
参考記事
<環球時報>福建永安天宝岩国家级自然保护区发现新物种
http*://bit.ly/3GMWJ19