「預金を返せ」「預金を出すまで帰らない」河南省鄭州市に中国人民銀行鄭州市店前に集結した預金者は、預金口座の凍結に抗議し、李克強首相に「河南を調査して」と訴えていました。
河南省の4つの村鎮銀行が4月以降、預金口座を封鎖し、現金の引き出しをすべて凍結したため、数千人の預金者が預金を引き出せず、散発的な抗議デモが発生していました。
10日、各地から数千人の預金者が、河南省の省都鄭州市にある中国人民銀行鄭州支店前に集まり、近年最大規模のデモを行いました。
デモ隊は、李克強首相に「河南を調査して」と訴えていたことが明らかになrました。
預金が引き出せなくなった問題の4銀行は、いずれも同じ投資会社の傘下にあり、違法な資金集めの疑いが指摘されています。
未確認情報ですが、投資会社の経営陣は、習近平派が牛耳っているとのことで、デモ隊は習近平ではなく、李克強首相に訴えたようです。
デモ隊は警官隊や白シャツ黒シャツを着た地元マフィアから暴行を受け、一部はどこかに連れ去られてしまったことは先日のブログ記事で紹介した通りです。
李克強首相への訴えが届いたのか、河南省政府は、村鎮銀行に代わって政府系の銀行が預金を全額返還すると発表しました。
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参考記事
<新浪財経>人民银行回应河南村镇银行事件
http*://bit.ly/3uGXa8s