中国国家統計局発表のデータによりますと、上半期(1~6月)の国内総生産(GDP)は56兆2642億元(約1155兆1800億円)と、前年同期比2.5%増加となりました。 このうち、第2四半期(4~6月)のGDPは2兆9,246億4,000万元(約60兆470億円)で、前年同期比0.4%増となりました。
中国国内のニュースサイト百度新聞に投稿された記事より。
中国国家統計局国民経済総合統計部の付凌暉部長は、中国の主要経済指標は4、5月に縮小したが、6月には安定的に回復し、第2四半期のプラス成長を達成したと述べています。
7月15日発表の速報値によれば、上半期(1~6月)の国内総生産(GDP)は56兆2642億元(約1155兆1800億円)と、前年同期比2.5%増加となりました。
産業別では、第一次産業が2兆9137億元で前年比5.0%増、第二次産業が2兆2863億元で同3.2%増、第三次産業が3兆4868億元で同1.8%増となりました。
このうち、第2四半期(4~6月)のGDPは2兆9,246億4,000万元(約60兆470億円)で、前年同期比0.4%増となりました。
具体的には、鉱工業生産が安定的に回復し、前年同期比3.4%増、ハイテク製造業は加速度的に発展し、前年同期比9.6%増と高い伸びを示しました。
雇用情勢も改善し、 上半期に全国の都市部で創出された新規雇用は654万人、全国都市部調査の失業率は平均5.7%となりました。
4月の全国都市部調査の失業率は6.1%でしたが、5月は5.9%、6月は5.5%と連続して低下しています。
第2四半期の省、直轄市別のGDPを見ると、上海の前年同期比-13.7%、北京の-2.9%など、ゼロコロナ政策によるロックダウンの影響が見られる都市もありますが、総じてプラス成長しています。
しかし、今年の通年のGDP成長率の目標は、前年同期比5.5%増ですので、達成のために習近平政権がどのような経済政策を取ってくるのか注目です。
ちなみに、中国の今年上半期のGDP1155兆円は、昨年2021年の日本のGDP538兆円の2倍以上あり、『さすが中国、腐っても鯛』と、この記事を纏めたいと思います。
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参考記事
<百度新聞>上半年中国GDP同比增2.5% 二季度实现正增长