米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問するかどうか、世界中が注目しているなか、中国中央電視台(CCTV)が東風17号超音速弾道ミサイル発射映像を公開し、「米国はこの背後にある警告を理解することができるはずだ」と述べました。
中国国内ニュースサイトの新浪新聞に掲載された記事より。
CCTVは、8月1日の陸軍記念日を記念して、中国の軍事力を誇示する81秒間の動画を公開しました。
動画には、東風17号を発射したと見られる場面も映されており、中国国内で公開された動画には、『東風17極超音速ミサイル発射画面初公開!』とタイトルがつけられていました。
もしこの動画のミサイルが本当に東風17号であれば、中国が東風17号の発射映像を公開したのは初めてのことになります。
YouTubeに転載されていた動画 東風17号の発射の様子は1:01頃から
東風17号の射程は1800~2500キロで、典型的な中距離弾道ミサイルであり、太平洋にある米空母の活動範囲は東風17号の射程範囲です。
実際、東風17号は公開以来、欧米、特に米国から厳しい目で見られてきており、米軍の報告書では、東風17号は世界最先端の極超音速ミサイルの1つであると繰り返し述べられています。
特に、大気圏内を急速に横方向に移動できる先進の乗波体弾頭(乘波体弹头)を使っているため、ロシアの極超音速ミサイル「ダガー」より先進的で、迎撃困難なミサイルであるとされています。
米軍が開発中の極超音速ミサイルAGM-183Aはまだテスト中で、東風17号よりはるかに小さな弾頭しか搭載できません。
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ペロシ米下院議長のアジア歴訪に合わせて、中国の威勢の良い動画が公開されましたが、ペロシ氏の台湾訪問を相当警戒していることが見て取れます。
警戒というよりも恐れていると言えるでしょう、中国は内心恐れてビクビクの時には、口からは威勢の良い言葉が出ます。この動画も国内向けプロパガンダが主目的です。
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参考記事
<新浪新聞>敏感时刻首度公开 “东风-17”高超音速导弹发射
http*://bit.ly/3cZx8Y5
<好看視頻>东风-17高超音速导弹发射画面首次曝光!台媒:可阻止美军航母介入
http*://bit.ly/3biyInc