4日12時から7日12時まで、中国人民解放軍は台湾島周辺で重要な軍事訓練作戦を行っています。4日間の演習ではどのようなブレークスルーがあり、 その意義は何だったのでしょうか。中国メディアは4つの「初めての成果」があったと報じています。
中国国内ニュースサイトの百度新聞に掲載された記事より。
中国人民解放軍国防大学の孟祥青教授が、中央電視台(CCTV)に軍事演習について解説しました。
今回の演習は東部戦区が中心となり、他の戦区の部隊も参加しており、人民解放軍の各戦区が緊密に連携する能力が大幅に向上し、共同戦力の能力も向上したことを内外に紹介しました。
4日の演習では、陸軍の実弾射撃が行われました。 また、常備型ミサイル発射訓練で台湾島をミサイルが横断するのは今回が初めてでした。
孟祥青教授は、今回の演習では、多くの「初の試み」が実現したと解説しています。
・ 最も近い最初の演習
・初めて演習が台湾島を包囲しました。
・初めて台湾島の東側に実弾射撃場が設置され、台湾独立への大きな抑止力となりました。
・初めてミサイルが台湾島の空域を横断し、模擬目標の機首に正確に命中させた。 これは、我が軍隊が遠い海を見渡し、正確に打てることを示すものです。
孟祥青教授は、実弾演習の成功により以下のことが示せされたと述べています。
1. 陸軍の長距離砲撃システムは台湾全島をカバーでき、いつでも好きな時に好きなように打てる。
2.機動性に優れ、いつでも発射・停止が可能であること。
3.遠射システムは、高度な立射誘導システムと高い打撃精度で、相手が止めることができない。
孟祥青教授は、「今回の演習の意義は、第1に米台の結託に打撃を与えたこと、第2に台湾独立勢力や外患誘致勢力に大きな打撃を与えことである。」と述べています。
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中国メディアは、国内向けに演習の成果を、大々的に喧伝しています。勇ましいことですね。
中国や台湾のメディアは当然のこととして、欧米のメディアもここ数日は、ペロシ米下院議長の訪台と、中国人民解放軍の台湾島を包囲する軍事演習のことで持ちきりです。
ところが日本のマスコミの扱いはとても小さく、日本とは無関係と言わんばかりです。これだと、日本領土にミサイルが打ち込まれても、マスコミは『コロナがー! カルトがー!』と言ってるんでしょうね。
参考記事
<百度新聞>解放军常规导弹穿越台岛意味着什么?此次环岛演训实现4个首次
http*://bit.ly/3zB4hRb