中国外交部の趙立堅報道官は最近SNSで「台湾同胞は中国国民です、海外で困ったことがあったら中国大使館に連絡してください」と投稿し、ネットユーザーから「中国大使館は中国人も救っていない、どうやって台湾人を救うのか」と揶揄されています。
アメリカに拠点を置く中国語メディアの希望之聲の記事より。
最近、台湾人がカンボジアで詐欺団に騙され、監禁される事件が注目されています。 インターネット上の高額報酬の広告に釣られてカンボジアに渡った台湾人もいれば、誘拐されネット詐欺で働くことを要求された台湾人もいます。
台湾の警察によると、カンボジアのシアヌークビルの詐欺団はほぼ全員が中国人であり、メンバーは成績が悪いと非人道的な扱いを受け、多くの人が命を落としています。
8月25日には、シアヌークビルの路上で中国人の女性技術管理者が、車に乗った数人の男に誘拐されたという報道がありました。 中国東北地方の方言を話す男によって誘拐された女性は、 結局、地元の人たちの協力で脱出することができたそうです。
在カンボジア中国大使館は公開書簡で、「中国国民がカンボジアで困難に遭遇したら、すぐに大使館に直接連絡してください。大使館は台湾同胞を含むすべての中国国民にタイムリーで効率的な領事保護サービスを提供します」と述べました。
趙立堅はすぐにこの公開書簡をリツイートしました。
ところが、趙立堅のリツイートを見た多くのネットユーザーは、「中国人も救えないのに、台湾人のことを救えるわけがない」、「現地で危害を受けた台湾人に、中国大使館でもう一度危害を加えるつもりか」とツッコミました。
江沢民派の対外宣伝期間と言われる「香港01」は、東南アジアの詐欺拠点はほとんどが中国大陸の犯罪集団が運営しており、中国共産党の有力エリートたちと様々な癒着があると報じています。
香港01の報道によると、中国雲南省の人民政治協商会議の元議員である董勒成が、ミャンマー北部のカジノへの贈収賄と違法投資に関与して数回にわたり有罪判決を受けた後カンボジアに移住し、シアヌークビルのチャイナタウンにオンラインゲームと詐欺を専門とする大規模な「ゴールデンウォーター」パークを設立したと噂されています。
このような状況の中、『台湾人も海外で困ったら、中国大使館に連絡してください』と中国政府が訴えても、「本当に台湾人を助けたいのか? 中国共産党が本当に台湾人のことを考えているなら、台湾への攻撃や威嚇を即刻やめるべきだ。」とネットで反論されるのも当然のことかもしれません。
ネットユーザーからは、「中国共産党の『偽りの善意 』は、中国資本のカジノの裏で中国共産党が担っている役割を覆い隠すためのものに過ぎない。」との指摘も出ています。
台湾外交部は、カンボジアのシアヌークビルが詐欺シンジケートの犯罪の温床に転落したのは、中国共産党の一帯一路政策の遺産である」と発言しています。
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この件とは関係ないことですが、日本のどこかの都道府県の首長がカジノを誘致してましたね、中国ベッタリと噂の政党に所属しているようですが、カンボジアのシアヌークビルのように詐欺シンジケートの犯罪の温床にならなければいいなと思うのですが、金儲けさえできればそれで良いのかなぁ。。。
参考記事
<希望之聲>赵立坚要救海外「铁链女」?网友嘲讽