中国広東省深圳市では新型コロナの感染拡大を防止するため、8月29日から多くの地下鉄駅やバス停など公共交通機関が使用停止となり、人々の生活に大きな不便をきたしています。
中国国内ニュースサイトの百度新聞に掲載された記事より。
深圳当局の発表によると、23日に深圳市で初めて確認された新型コロナウイルス・オミクロンBF.15亜種は瞬く間に感染拡大し、29日までに62件の陽性患者が確認されました。
深圳市の地下鉄1、2、3、6、7、9号線の24駅が現在利用停止となっており、地下鉄路線は利用停止を通過したり運休したりしています。
このほかバス路線でも、300以上のバス停で通過や運休が発生しています。
深圳当局は龍崗区布吉街道を高リスク地区、中リスク地区、低リスク地区を指定し予防・管理措置を施します。
高リスク地区に指定されたのは、百合酒店マンションD棟で、管理期間中は部屋からの外出禁止とし、 7日間連続して新たな感染者が出ず、7日目にリスクエリア内のすべての人がPCR検査陰性であれば、中リスクにダウングレードし、さらに3日間連続して新たな感染者が出なければ、低リスクにダウングレードされます。
中リスク地区に指定されたのは、龍崗大道、湖南路、百鴿路に囲まれた地区(高リスク地区を除く)で、期間中は地区外への外出が禁止されます。 7日間連続して新たな感染者がなく、7日目にリスクエリア内のすべての人がPCR検査陰性であれば、低リスクにダウングレードされます。
低リスク地区は龍崗区布吉街道全域(高・中リスク地区を除く)で、集会が禁止され、48時間以内のPCR検査陰性証明書があれば市街への渡航が許可されます。
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ロックダウンした深圳市龍崗区布吉街道は、私が中国生活の最後の6年間を過ごした地域で、高リスク地区に指定された百合酒店マンションD棟の隣のC棟に住んでたこともあります。
当時の友人に連絡をとったところ、今は布吉街道の別のコミュニティに引っ越していて、そこは低リスク地区なので外出できるはずなのに、コミュニティ独自の規制で8月29日~9月2日までコミュニティ外への外出が禁止されているそうです。
そのコミュニティでは『臨時出入証』が発行され、24時間以内のPCR検査陰性証明があれば、1家族1人に限り生活必需品の買い物にかぎり、1回2時間以内のコミュニティ外への外出が許可されるそうです。
中国のゼロコロナ政策はやり過ぎです。
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参考記事
<百度新聞>深圳市龙岗区新型冠状病毒肺炎疫情防控指挥部办公室通告(第70号)