黄大仙の blog

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中国共産党は台湾武力侵攻を放棄していない 世論調査:台湾人の9割近くが強い反感

台湾の大陸委員会が発表した世論調査の結果によりますと、中国共産党20回全国代表大会で習近平が「武力の放棄を約束しない」と表明したことに対して、9割の台湾国民が強い反感を持ち、台湾政府の防衛力の持続を9割の国民が支持していることが明らかになりました。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

台湾統一は中国共産党の悲願

  大陸委員会の世論調査によると、中国共産党20回全国代表大会の台湾に関する報告に強く反対し(85.6%)、さらに中共の武力による台湾への脅しに反対している(91.6%)ことが明らかになりました。

 

  大陸委員会は、台湾(中華民国)の中国大陸・香港及びマカオに関する業務を担当する対中特別機関です。

 

  中国の主張する「台湾問題解決の全体戦略と一帯一路原則を掲げる1992年コンセンサス」に台湾国民の83.9%が反対し、「平和統一と一国二制度がベストだ」とする意見には79.3%が反対していました。

 

  この調査から、台湾の世論は、中国共産党が押し付ける政治的枠組みや両岸統一に断固反対し、武力による威嚇も極めて嫌っていることがわかったと大陸委員会は述べています。

 

  大陸委員会によれば、世論の主流は台湾政府の両岸政策姿勢を支持しています。 9割近くが台湾の国家主権と民主主義を守るために台湾政府が自衛を続けることを支持しています。

 

  蔡英文総統の双十国慶(中華民国建国記念日)の演説「両岸の対立を選択肢に入れない。台湾人の主権と民主的自由の主張に対する尊重のみが健全な交流再開の基本である。合理的平等と相互承認のもと、台湾海峡の平和と安定を保つために互いに受け入れられる方法を模索すること」に88.9%の国民が同意しています。

 

  大陸委員会によれば、中台双方が合理的な平等と相互尊重のもとに台湾海峡の平和と安定を維持する方法を探すことに88.9%の国民が同意しています。

 

  8割以上の国民が、両岸情勢の発展を考慮し、経済と疫病予防のバランスを取りながら両岸交流と人民交流することに賛成し、7割以上が国境管理措置を調整し、台湾に来る中国人の安全管理を強化することを支持しています。

 

  長期的な観測の問題では、中国共産党が台湾政府に非友好的であると考える人が78.2%、台湾国民に非友好的であると考える人が61.3%でした。

 

  台湾国民の86.3%が広い意味での現状維持を主張し、台湾の将来と両岸関係の発展については台湾人2300万人が決定すべきと考える人は85%でした。

 

  大陸委員会は、台湾(中華民国)主権国家であり、台湾海峡の両岸が互いに従属するものではないことは客観的事実であり、「四つの主張」は台湾社会の最大の合意であり底流であり、政府は国家主権、安全、民主自由な生活様式を断固守り、一切の妥協を許さないことを強調しました。

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  中国人が聞いたら発狂しそうな世論調査結果ですが、「武力の放棄を約束しない」とする中国の主張に日本人はどう考えているのでしょうか?


 

参考記事

<世界新聞網>中共不放弃武力犯台 民调:近9成台人强烈反感

https://bit.ly/3sEMDJw