世界ウイグル会議(WUC)は25日、新疆ウイグル自治区から輸入された強制労働製品に関する調査に失敗したとして、英国内務省、英国歳入税関、国家犯罪捜査局など政府3部門をロンドンの裁判所に提訴しました。
世界ウイグル会議のジェニ・リチャーズ代表は法廷で、中国の綿花の85%は新疆ウイグル自治区で生産されており、新疆では収容所に拘束された人々を強制的に労働に参加させることが一般的に行われていると述べています。
英国内務省、英国歳入税関、国家犯罪捜査局の政府3部門を代表する弁護士は、輸入品が外国の刑務所で製造されたかどうかを調査する場合、特定の製品と被疑犯罪との間に明確な関連性が見いだされなければならないと裁判所に回答しました。
世界ウイグル会議は、疑惑の犯罪に関与した製品を明確に特定することはできていませんが、十分な証拠が得られれば、国家犯罪防止捜査局が捜査を開始する予定です。
世界ウイグル会議の代表は、英国政府は言葉では中国を強く非難しているが、有効な行動を取っていないと非難しています。
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イギリスのスナク新首相はビジネス優先の人で、人権問題が後回しになると危惧されていますが、人権問題で対中圧力を強めている米国と足並みが乱れなければいいのですが。
参考記事
<世界维吾尔代表大会>维族人起诉英国内政部:对调查强迫劳役产品失职