カナダ警察は、トロント地域の中国海外警察署に対する調査を発表した。在カナダ中国大使館はコメントを出していません。
ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より。
カナダ警察は11月22日、トロント地域で活動する中国の「海外警察署」に関する情報を調査していると発表しました。「海外警察署」はカナダの国益を害し、カナダの国家安全保障に脅威を与える可能性があると述べています。
ヨーロッパに拠点を置く人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」が9月に世界の主要都市にある54ヶ所の中国の「海外警察署」を明らかにする報告書を発表しました。
カナダをはじめアメリカ、アイルランド、オランダが中国の「海外警察署」の存在を調査しているとのことです。
セーフガード・ディフェンダーズの報告書によれば、中国海外警察署」は、中国政府が一部の中国人や在外親族に対して、刑事責任を問うために中国に帰国するよう圧力をかけるために設置したとのことです。
「中国海外警察署」は、海外の中国人に情報を提供する役割を担う中国統一戦線工作部の活動とも連動しています。 統一戦線工作部とは、中国共産党の機関であり、海外に影響力とプロパガンダを広める役割を担っています。 しかし、中国当局はこの疑惑を否定しています。
王立カナダ騎馬警察は、「調査の目的は、外国企業を含むカナダ国内のあらゆるコミュニティに対する脅迫やハラスメント、あらゆる形態の危害を防ぐことです」と声明で述べています。
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日本では国会もマスコミも「中国海外警察署」について話題にしませんが、欧米諸国は調査に乗り出しており、すでに閉鎖を支持した国もあります。
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参考記事
<徳国之声>路透:加警方正在调查中国警察服务站
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