中国全土に広がる白紙運動に連帯して、国際ハッカー集団アノニマスは「白紙行動」を発表しました。中国政府の複数のウェブサイトを攻撃し、モニターをハッキングし、上海の国家安全保障局長黄宝坤の身分証と上海警察官リストを公開しました。
アノニマスは国家主席の終身制の廃止を警告し、Telegramアカウントには、「加油中国人 你们不是孤单的!」(中国人がんばれ 君たちは1人ではない!)というメッセージが書き込まれていたそうです。
アノニマスは11月29日に白紙行動#OpWhitePaperを開始し、中国市民と共に中国の圧政に立ち向かうと発表しています。
アノニマスは、PCR検査の義務化を停止するなど、5つの要求を出しました。
1.強制PCR検査と強制隔離を停止、疫病対策を廃止、自主検査、自主検疫。
2.中国における言論の自由、検閲や投稿削除の禁止、インターネットファイアウォールの撤廃、世界と中国で実際に起こっていることを人々が見ることができるようにする。
3.今回の活動で逮捕された人たちを釈放し、告訴を取り下げる。
4.パスポートの手続きを自由化し、国を開放し、帰国を促さない。
5.主席の終身制の取消
アノニマスは中国政府ウェブサイトにハッキングし、その一部を機能停止させたと主張し、いくつかの中国のセキュリティモニターを制御したと言って、攻撃している画像を投稿しています。
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全国に広がった白紙運動のためか、共産党政権はゼロコロナの緩和を始めていますが、裏では白紙運動参加者の逮捕拘束も進めています。
白紙運動の発端となった南京传媒学院の女子学生李康夢さんが、逮捕されたとの情報もあり、表に出ている情報だけでは本当のことはわからないようです。21世紀の『六四天安門大虐殺』はすでに始まっているのかもしれません。
アノニマスが白紙運動を応援することで、密かに逮捕されてしまう中国国民が1人でも多く助かることを祈ります。
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